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超高濃度ビタミンC点滴療法
1970年代前半に米国のライナス・C・ポーリング博士(1954年ノーベル化学賞)とスコットランド外科医キャメロン博士の2人はビタミンCを静脈内に投与することでがん患者の生存率が延長することを学会に発表しました。
2005年、アメリカ国立衛生研究所(NIH)が「高濃度ビタミンC点滴は、がん細胞のみ選択的に攻撃する」と認めています。
今、がん予防にビタミンCが注目されています。
化粧品や内服薬では摂取しにくいビタミンCを点滴で効率よく摂取することにより、効果を最大限に発揮させます。
ビタミンCは体内の活性酸素を除去し、強力な抗酸化作用を発揮します。シミ・シワ改善などの美容面での効果はもちろんのこと、育毛効果、気力アップなどの効果を実感されている方もいらっしゃいます。男性・女性問わず、エイジングケア(抗老化)対策としてオススメです。
ビタミンCについて
ビタミンCは水溶性ビタミンの1つです。化学的には L-アスコルビン酸にあたります。
ほとんどの動物はアスコルビン酸(ビタミンC)を体内で合成できますが、ヒトは合成できないため、必要量をすべて食事などから摂取する必要があります。
ビタミンCには抗酸化作用があるので、古くから美容や風邪の予防のためにたくさん摂取するように勧められてきました。
水溶性ビタミンですので、仮に沢山摂取しても過剰症を起こすことは少なく速やかに尿中に排泄されます。また、コラーゲンの生成を促進し歯茎の健康を保ったり、血管壁を強くしたり、怪我の回復を早めたりする作用があります。
正常な体内では0.5-2.0mg/dLくらいの血中濃度とされていますが、多めに摂取することで抗ウイルス作用、さらに大量(300mg/dL以上)に摂取することで抗がん作用も発揮すると言われています。
超高濃度ビタミンC点滴療法でエイジングケア+がん予防を!
「超高濃度ビタミンC点滴療法」とは、通常の注射の何倍もの高濃度なビタミンCを、点滴にて体内に注入する治療法です。
※15g以上の高濃度ビタミンC点滴療法をご希望の方は、事前に「G6PD異常症スクリーニング検査」を受けていただきます(税込7,000円)。
G6PD スクリーニング検査について
高濃度ビタミンC点滴療法はG6PD異常症の方には禁忌です。この点滴療法を実施する前に必ず赤血球膜G6PD活性を測定します。
G6PD 異常症は伴性劣性遺伝を示す家族性溶血性疾患で、アフリカ人男性の約12%、フィリピン、タイ、台湾、中国南部など東南アジアの男性の数%、世界に数億人もいると推測されています。
日本では 1975年の厚生省の調査班が188例のG6PD異常症を報告し、その頻度は0.1~0.5%とされています。
高濃度ビタミンC点滴療法で有名な米国 The Center for Improvement of Human Functioning International の検査部長 James Jackson 氏は、同センターのG6PD欠損症の経験から「G6PD 異常症であってもビタミンC点滴15gでは溶血発作をおこすことはほとんどない。しかし、それ以上の投与は必ずG6PD活性を測定すべきである。これまでの報告では 25g のビタミンCを摂取しても溶血発作はおきませんが、50g以上の投与では必ず急性溶血発作を起こしています。」と述べています。
したがって、ビタミンC点滴療法は必ず事前にG6PD活性を確認することが必要です。
当院では、ビタミンC点滴へ慣れて頂くことと安全性への配慮から検査未実施の初回は10gまでとしております。
また、他院での検査結果を持参頂ければ検査は省略できます。
何故点滴なのでしょうか?
経口摂取でビタミンCを大量に摂取しても、腸管からの吸収限界は1日3,000mg。
しかも組織に運ばれる前にそのほとんどが排泄されてしまうといわれています。
経口から大量摂取し、腸管耐容量を超えると下痢を起こします。
点滴なら、腸管の吸収限界を超えて直接臓器に到達、ビタミンCの血中濃度を経口摂取の数十倍に増幅、高い効果が速やかに得られます。
点滴頻度は月1~4回、1回あたり12.5g~25gがお薦めです。
こんな方にオススメです!
ビタミンC足りていますか?
ビタミンCといえばレモンですね。
レモン1個から摂取できるビタミンCは20mg。(レモン全体では80mgで、果汁に含まれる量は20mgしかなく、大半は果皮に含まれます。)
ビタミンの塊のようなイメージがありますが、実はそれでもありません。
一方、厚生労働省が定めた最低摂取基準は1日あたり100mg=レモン5個分となります。
しかし、実際にそれだけでは十分ではありません。
Gortonらによる風邪にたいする二重盲検試験(1999)では、平常時から1日3回、1回1,000mgのビタミンCを摂取してもらい、風邪の症状がでたら速やかに、1時間おきに6回1,000mgの摂取、その後は平常時と同じ量を続けるというトライアルを行いました。
その結果、プラセボ(偽薬)グループに比べて、85%もの症状改善という結果が得られました。
その他、ポリオウイルス、ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス、コクサツキーウイルス、狂犬病ウイルスなどもビタミンC10gの経口摂取で不活化が実証されています。
副腎疲労症候群 (adrenal fatigueアドレナル・ファティーグ)
副腎は腎臓の上にある、ピラミッド型の臓器で、ストレスを打ち消すホルモンを分泌しています。
英語ではMighty Organ、全能な臓器と呼ばれているのです。
また「ストレス制御臓器」とも言われるように、副腎が抗ストレスホルモンを分泌することで、私たちの身体はストレスに対処し、生命を維持できるのです。
しかし、度重なるストレスの嵐に「ストレス腺」と呼ばれる副腎が疲れてくると、抗ストレスホルモンは枯渇し、ストレスに対抗できなくなり、疲労やうつ症状が出てきます。
これを副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)といいます。
副腎疲労
副腎にとっての一番の大敵は「ストレス」です。
ストレスには、精神的ストレス以外にも、肉体的ストレス、糖質の過剰摂取、血糖値ストレス、睡眠不足、化学物質・重金属の体内蓄積、気候的ストレス、長期にわたる炎症(食物アレルギー・慢性胃炎ほか)など、様々なストレスが身体にかかっています。
キラーストレス、ご存知ですか?(ストレスでヒトは死にます!)
こういったストレスが過剰になると、常に副腎は過剰な働きを強いられることになり、いつか破綻します。
最初はこういった状況でもいつも以上に過剰に働くことで、正常な身体状態を保とうとしていますが、その状態が長期にわたると気付かないうちに副腎自体が疲弊し、急にいままで元気だった人がパタンと倒れてしまう(突然死)。そんなことが起きてしまうのです。
ビタミンCは副腎ホルモンの産生に不可欠であり、ビタミンCの不足は副腎機能の低下をひき起こします!
血中ビタミンC濃度を1とすると、脳は血液中の20倍、白血球は80倍、副腎は150倍の濃度のビタミンCが含まれています。
ビタミンCが多く含まれる臓器はそれだけビタミンCが必要であることを示しています。
体内でビタミンC濃度が一番高いのは副腎(血中濃度の150倍)です。
ストレスなどで副腎を酷使しているときや、感染があるときはビタミンCの需要は高まっています。
そのような時は特に十分量のビタミンCを補給することで、副腎の機能を回復する事ができます。
必要ビタミンC量は?
では、どの位の量をとれば副腎は回復するのでしょうか。
高濃度ビタミンC点滴療法を提唱したライナス・ポーリング博士(ノーベル化学賞・平和賞受賞者)「ゴリラは、新鮮な植物から一日に約4.5グラムのビタミンCを摂取する。自然採集生活時代には、ヒトも同容量のビタミンCを摂取していたはずだ。従ってビタミンCの適正摂取量については、mg単位ではなく『g単位』で論議すべきである」と言っています。
ポーリング博士は、生化学者のアーウィン・ストーンから高用量ビタミンCの概念を知り、自らも風邪の予防のために毎日数グラムのビタミンCを摂り続けたところ、その驚くべき効果に感嘆し、1970年「ビタミンCと感冒」を発表しています。さらにイギリスの癌外科医ユアン・キャメロンと長期間の癌治療の臨床協力を行い、末期癌患者の治療にビタミンC大量点滴療法を実施、その結果を「癌とビタミンC」にまとめるなど、「ビタミンC大量療法」の原理の礎を築きました。
摂取方法は?
では、体に必要十分量のビタミンCはどうすれば接収できるでしょうか?
果物で摂る方法
天然の果物ではアセロラのビタミンC含有量が一番多く100gで 1,800mgにもなりますが、アセロラは1個5~8g。毎日40個食べてもビタミンC 3gにもなりません。
サプリメントで摂る方法
1,000mgのサプリメントは、レモン50個分のビタミンCに相当します。
ところが、腸の吸収能力には限界があるため、1回にとる量が1,500mgでは半分しか吸収されず、腸が吸収の限界は1日3,000mgであるため、どんなに頑張っても経口での1日摂取可能量は3gが限界のようです。
というわけで、安全・確実に必要十分量のビタミンCを摂取する方法は、点滴以外にはないのです。
ビタミンCのがん治療メカニズム
超高濃度ビタミンC点滴療法は米国・国立がん研究所(NCI)、米国・国立衛生研究所(NIH)において研究が進められている、最先端のがん治療法です。がん細胞に対しての選択的攻撃力が高く、現在、がん手術後の再発防止、がんの新たな補助療法として取り入れられています。
ビタミンCは、自分が酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮しますがその際に大量の過酸化水素が発生します。血中に投与されたとき、正常な細胞は過酸化水素(ヒドロキシラジカル)を中和できます(カタラーゼ活性が高い)が、ガン細胞はこれを中和できず死んでしまいます(カタラーゼ活性が低い)。高濃度のビタミンCはがん細胞にとって「抗がん剤」となりえるのです。この作用は、ウイルス感染症治療に対しても役立つと発表しています。
NIHの論文では、抗酸化物質であるビタミンCは、むしろ強い酸化作用を誘導しがん細胞を殺すこと、さらに、正常細胞には何のダメージも与えないことが示されました。
また、がん細胞はブドウ糖を取り込みやすいという性質があり、ブドウ糖と構造が似ているビタミンCはがん細胞に取り込まれやすいという特徴があります。そのため、がん細胞には正常細胞より多くのヒドロキシラジカルが発生しやすくなります。これが、ビタミンC療法が、がん細胞に特異的に働くメカニズムであり、実際には、ビタミンCの血液中濃度が350~400mg/dl(22~23mM)前後に達すると強い抗腫瘍効果が発揮されるので、高濃度ビタミンC点滴療法ではこの濃度を目標とします。
ビタミンCが役割を果たすためには、血液中の濃度が重要です。目標とする400mg/dlは経口投与では到達することのできない濃度であり、ビタミンC療法が点滴で行われるのはそのためで、実際には、点滴終了直後に採血をして、血液中濃度を評価します。ビタミンCの血中濃度には、患者さんの全身状態やがんの拡がり、栄養状態、喫煙の有無などさまざまな要素が影響します。
このメカニズムから分かるように、ビタミンCは通常の抗がん剤とは異なりリスク・副作用がないのが特徴です。
がんに対するビタミンCの働き
ビタミンCは、がん治療に関して以下のような効果が認められています。- ・活性酸素を捕捉する抗酸化作用で細胞のがん化を防ぐ
- ・白血球やマクロファージの機能を高めて免疫機能を増強する
- ・抗がん活性を有するインターフェロンの産生を促す
- ・薬物代謝に関わって発がん物質を解毒し、対外に排泄する
- ・胃がんの原因になるニトロソアミンの胃中での生成を防ぐ
- ・ウィルスを不活性化する
超高濃度ビタミンC点滴療法の適応疾患
そして、現在では以下の疾患に適応があるとされています。
米国では、すでに乳がん、前立腺がん、直腸がん、肺がん、悪性リンパ腫、大腸がん、すい臓がん、卵巣がん、膀胱がん、腎臓がん、子宮がん、などへの治療効果が報告され、その効果が認知されつつあります。
- ・有効な治療がない方
- ・抗がん剤や放射治療の無効の方
- ・抗がん剤や放射治療と併用する方
- ・抗がん剤や放射線治療のリスク・副作用が強くて続けられない方
- ・これから手術を控えている方
- ・再発・予防(がん家系で自分も心配な方など)をご検討の方
点滴頻度
点滴の頻度は、週に2~3回が標準です。抗がん剤や放射線治療と併用される方に対しても、あるいはこの治療法を単独でされる方に対しても、同じ回数で点滴治療を行います。多くは1回で50g以上のビタミンCを点滴で投与することになります。ビタミンCの投与量によって、点滴時間は変わります。たいていは、1~2時間です。
がんが完全に消失したという段階になったら、半年ほどは週1回の治療を続けます。その後は、半年あるいは3ヶ月ほどの間は2週間に1回、その次の段階では月に1回と、だんだん頻度を減らしていきます。治療の期間については、個々の症例によって変わります。
現在アメリカで約1万人の医師が、日本では約100人の医師たちが「超高濃度ビタミンC点滴療法」を行っています。
アメリカではポーリング博士により40年以上も前より行われており、日本でもクリニックレベルで行える最先端のがん治療のひとつなのです。
無添加ビタミンCを使用
当院ではアイルランド(Mylan社製)の無添加ビタミンCを使用しています。
高濃度ビタミンC点滴療法をされる方は、ビタミンC注射薬の品質にご注意ください!
国産の点滴用ビタミンC製剤には防腐剤が添加(ピロ亜硫酸ナトリウム,チオグリコール酸ナトリウム)されています。そのため、国産のビタミンC製剤で高濃度ビタミンC点滴療法を行うと防腐剤が25~50倍も体内に入ってしまい、身体に有害です。
繰り返し体内に大量に入れるからこそ薬品の品質は特に重要です。
当院では、防腐剤不使用のアイルランドで製造されたMylan社製の超高濃度ビタミンC製剤を、米国USP基準に準拠した輸送方法により、新鮮で最高品質の状態で工場から厳重な保冷コンテナで空輸しています(5度冷蔵・恒温空輸)。
超高濃度ビタミンC点滴療法 Q&A
Q1.点滴は何回くらい受ければいいですか?
A1.週に1~2回の点滴を受けていただいて経過を診ます。効果の出方は個人差がありますので、経過を診ながらビタミンC量を増減します。
Q2.リスク・副作用はありますか?
A2.ビタミンCは正常な細胞にダメージを与えることはありません。
米国では40年の歴史のある治療であり、非常に安全な治療方法と言われています。
ちなみにビタミンC 50g以上の点滴では軽い喉の渇きと血管痛を伴うことがありますが、水分補給と血管痛を和らげる薬剤を点滴に混ぜることで改善される程度の症状です。
Q3.サプリメントだけを多く飲んでも同じような効果がありますか?
A3.ビタミンCの経口摂取ではいくら多量のサプリメントを摂取しても、小腸のビタミンC吸収能力に限界があるため血中濃度を3mg/dL以上に上げることはできません。
しかしサプリメントの摂取は必要です。点滴をしない日のリバウンド現象を予防するために点滴と同時にビタミンCのサプリメント摂取をお勧めします。
超高濃度ビタミンC点滴療法 (g:グラム、税込価格(円))
G6PD検査 | 7,000 |
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初回(お試し)10g (G6PD検査未実施の方は10gまで) |
10g 6,400 |
通常価格 (但し、初回15g以上ご希望の場合は、 G6PD検査陰性確認ができた方に限ります) |
10g 8,000 12.5g 9,500 15g 11,000 25g 15,000 50g 25,000 |
3回コース (有効期間3か月) |
10g 22,800 12.5g 27,000 15g 31,350 25g 42,750 50g 71,250 |
5回コース (有効期間5か月) |
10g 36,000 12.5g 42,750 15g 49,500 25g 67,500 50g 112,500 |
10g以上をご希望の場合は、G6PD検査が陰性であることが判明している必要があります。
点滴に要する時間は、15gまで30~40分程度、25gで50~60分程度です。
週に1回から2週に1回程度継続的にうけていただくことがおすすめです。
肌に良いと医学的に認められたすべての成分を含んでいます。
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