むこうがおかクリニック

044-934-3217
トップ > プラセンタ注射は本当に素晴らしい!


むこうがおかクリニックでは、元産婦人科医の院長が、プラセンタを中心に、ホルモン補充療法・漢方処方・アメリカ直輸入の更年期サプリメントを組み合わせた更年期総合治療を行っています。

当院で生活習慣病管理料徴収の方のメルスモン注射は無料(再診料のみ)、また自費チケットも1,500円でご利用いただけます。
メルスモン(プラセンタ)注射の安定供給が再開されております。

お友達ご紹介キャンペーン中!!(24年8月末まで)
プラセンタ注射の方が、お友達をご紹介くださり、プラセンタ注射を始められた場合、自費チケット10回分差し上げます!
保険でのメルスモンとの併用も可能、保険でのメルスモンをなされない場合もご利用いただけます。

更年期を健やかにお過ごしいただくために

通常の更年期症状の方:メルスモン注射 and or 漢方 and or ウルトラニュートリエント
ホットフラッシュの強い方:メルスモン注射+HRT(ホルモン補充療法)and or 漢方

倦怠感または気持ちの落ち込みの強い方:メルスモン注射+HRT+DHEA and or 漢方

一時的な倦怠感・肩こり・頭痛の改善:+ニンニク注射
美白もお考えの方:+スーパー美白S⁺
がお薦めです。

ご好評いただいております以下も引き続きご愛用くださいませ。
①DHEA
アメリカでは「若返りホルモン」「やる気ホルモン」と言われ、女性が飲めば女性ホルモンが、男性が飲めば男性ホルモンが賦活・活性化されるプレホルモンです。
ホルモン剤ではありませんので、長期内服でも副作用は殆どありません。
院長の私も、アメリカ留学時代から30年以上にわたり愛用しています。
その医薬品を厚生労働省の承認を得て輸入しているものです。
DHEA 底抜けの疲労・絶不調に!(自由診療)&7KETO(ななケト)-DHEA ダイエット をご覧ください。

②≪PURE社高機能ビタミン・ミネラル製剤≫
ホームページでもご案内しておりますPURE社のウルトラニュートリエントニュートリエント950は、ビタミン含有量が国内製剤の数倍、さらに、ビタミンを有効に機能させるために必要なキレート型微量金属を豊富に含有します。
また、アメリカの医療機関専用サプリメント会社のブラックコホシュを高容量含有した更年期専用サプリメントPhytoBalance IIも併せてご利用ください。
詳しくは、弊院ホームページ
極上のサプリメントをご覧くださいませ。

③≪ニンニク注射≫ほか各種点滴
即効性のあるニンニク(ビタミンB1)静注または点滴のほか、各種疲労回復点滴(美白点滴含む)も併せてご利用をご検討くださいませ。
特にスーパー美白S⁺は、美白成分にニンニクメガスペシャルを合体させたもの。
是非、この機会にお試しください。
点滴ブティックへようこそ
スーパー美白点滴

④スーパービタミンCコスメ
水溶性と脂溶性という、相容れない2つの高機能ビタミンCの特許成分を含有したコスメです。

院長の私も炎天下のスポーツでシミだらけになりましたが、愛用して2年、驚くべき改善が見られました。
スーパービタミンCコスメ 特に「GOプレミアムローション」なら、女性でもこれ一つで十分です。
診察時に院長の手を見てください。
「GOプレミアムローション」を塗った左手と、最近塗り始めたばかりの右手の違いをご覧ください。

サンプルを差し上げております。

   

プラセンタ注射は本当に素晴らしい!

プラセンタ注射
自費プラセンタチケット価格表

60歳を過ぎてもプラセンタをご希望される皆さまからのご要望により値下げ致しました。
保険適応年齢前でも早くプラセンタ療法をなさりたい方、保険適応前は過ぎたけどこれからもプラセンタ療法をお続けになりたい方に朗報です。
お気軽にご利用くださいませ。

  5枚綴り
当院で特定疾患管理指導料(高血圧・コレステロール・糖尿病など)徴収の方(男女年齢問わず) 1,500円
従来、当院でのプラセンタ治療で60歳以上となられた方・喘息治療の方 2,500円
45~59歳女性(当院で更年期治療中の方)
60歳以上の男女(特定疾患管理指導料徴収(高血圧・コレステロール・糖尿病など)していない方)
3,500円
女性(44歳以下)
男性(59歳以下)
4,000円
45~59歳女性(当院での更年期治療をされない方) 8,000円

DHEA 底抜けの疲労・絶不調に!(自由診療)&7KETO(ななケト)-DHEA ダイエット

更年期ロス

更年期ロスをご存知でしょうか?
気分の落ち込みや体の痛みなど心身の不調が起きる更年期症状を経験した人のうち、更年期症状のために仕事に何等かの影響があった方は75万人にのぼる衝撃の事実が、NHKと専門機関が共同で行ったアンケートで判明しました。
更年期は、女性ホルモンが急激に減少する閉経前後の40代半ばからの前後10年間の時期を言い、すべての女性が経験します。
更年期症状が原因で「仕事を辞めた」と答えた女性は同世代の9%、「人事評価が下がった・降格した」「正社員から非正規になった」などを含めた、仕事に何らかのマイナスの影響があった女性は同世代の女性15%にもなるそうです。
更年期症状は一時的なもので、治療により軽減し、体も心も落ち着き、仕事も続けることができるようになります。
ひとりで抱え込まずに是非当院にご相談ください。

プラセンタ療法(皮下注射)

「プラセンタ」とは、胎盤のことです。
胎盤は、子宮の中の赤ちゃんのへその緒とつながっていて、栄養を送ったり、酸素を送ったりします。

胎盤には、赤ちゃんが成長するのに必要な栄養が、ぎっしりつまっており、母親の子宮内に着床した直径0.1mmほどの小さな受精卵を、わずか10か月の間に平均3㎏の胎児に育て上げるという驚異的な働きを持った組織です。
プラセンタには体内の復調作用があり、各部各所を本来あるべき状態に戻そうとする力を発揮します。その作用ゆえに古くから医薬品として利用され、紀元前・古代ギリシャ時代に医師ヒポクラテスも治療に用いたという記録がのこされています。

また、クレオパトラやマリー・アントワネットも愛用していたともいわれており、近年、その美肌・エイジングケア効果が非常に注目されています。

プラセンタエキスとは哺乳類の胎盤から有効成分を抽出した胎盤エキスのことで、アミノ酸に加えタンパク質、脂質、糖質などの三大栄養素のみならず、身体の働きを整えるビタミン・ミネラル・核酸・酵素といった生理活性成分、細胞の新陳代謝を促す成長因子などの栄養素を豊富に含んでいます。

ヒトや動物の胎盤(プラセンタ)から抽出されたエキスの有効成分を、注射・内服などにより体内にとりこむ治療の総称を『プラセンタ療法』といいます。
当院では市販のプラセンタ(動物由来)とは異なり、医療用医薬品として厚生労働省から認可されたヒト由来のプラセンタ注射薬を、適正と認可された使用方法(皮下又は筋肉注射)で投与を行っています。

ホルモンなどの生理活性物質やタンパク質は製造過程ですべて除去されるため、プラセンタ注射はホルモン製剤ではないので安心いただけます。
プラセンタの素晴らしい点は多くの薬理作用が合成医薬品のように過剰には作用せず、本来女性に備わる生理的機能を復調・正常化するのでリスク・副作用の心配がほとんどないことです。

年齢45歳から64歳の方は
このままお読みください
それ以外の年齢の方は
こちらをクリック!
今までよりプラセンタチケットが
お得になりました!

保険適応となる疾患は以下の3つで、費用は3割負担の方で、500円(再診料含む)です。

  1. ① 更年期障害(保険適応年齢は概ね45~59歳くらいです
    45歳以下の方でも検査によりエストロゲン・プロゲステロン等女性ホルモン低値の場合・臨床症状より明らかに卵巣欠落症状を認める場合は若年性更年期障害として保険適応となる場合があります。
  2. ② 乳汁分泌不全
  3. ③ 慢性肝疾患による肝機能障害
    3~4か月ごとに所定の肝機能検査やウイルス量定量、医師が必要と判断する血液検査をうけて頂ける方が適応となります。慢性肝疾患による場合は特定疾患療養管理料(注2)がかかります。

注1)初めての方は別途初診料(自己負担分は850円)が必要となります。
注2)高血圧などの特定疾患がある場合は、特定疾患療養管理料(自己負担分3割の方で月2回のみ別途680円)が必要となります。
美容その他の目的のための自費治療によるプラセンタ注射は、こちらをご覧ください。

更年期とは    更年期は約10年間 日本女性の閉経年齢は50.5歳

更年期を「年が更(ふ)ける時期」と思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
更年期とは、「年が更(あら)たまる時期」という意味です。
英語では「女性の転換期」をclimactericと呼んでいます。その語源はギリシャ語のklimacterという「階段」を意味する言葉に由来します。
人生という階段を登っていく。登るときは元気よく登っていいけれども、降りる時には十分に注意して降りてください、という意味もあるようです。
つまり、更年期とは、ターニングポイントよりももっと深い意味合いが込められた、人生の転換期を意味する言葉なのです。
これまでの生活習慣を見直し、老後を健康に過ごすために天から与えられた準備期間なのだと、前向きに考えてこの時期を乗り越えていただきたいものです。
人生をマラソンに例えるならば、更年期は人生後半にラストスパートをかけるために作戦タイムをとるゆとりが必要な時期なのです。
更年期に現われる諸症状は、いわゆる「病気」ではありません。いわば人間の体が加齢と共に変化していく自然の流れですから、昔の体調に戻りたいと躍起になることには意味はありません。
日常生活に著しい不都合を感じる場合には、「更年期障害」という病名がついて治療の対象となりますが、不快な諸症状を適視するのではなく、あるがままの体の変化を受け入れつつ、つらい症状を少しでも快適にやり過ごす方法を探していくのが賢い対処法といえるでしょう。
「更年期」とは、閉経前の5年から閉経後の5年にわたる、女性の体と心が移り変わる時期をいいます。医学的には、妊娠できる年齢から妊娠できない年齢への移行期とされ、45歳~55歳位までをさします。
思春期より、卵巣から女性ホルモンが分泌されはじめると月経が始まり、妊娠が可能になります。しかし、40歳を過ぎる頃から卵巣の機能が少しずつ衰えだし、卵巣から出るエストロゲン、プロゲステロンなどの女性ホルモンが低下すると、順調だった月経周期が乱れ、やがて卵巣の働きが停止して閉経を迎えます。
更年期に卵巣から分泌されるエストロゲンが低下すると、視床下部から指令を受けた下垂体が性腺刺激ホルモンを分泌して、「しっかり働け!」と卵巣に司令を送ります。
ところが、肝心の卵巣は機能が低下しているために司令に反応せず、エストロゲンは減少し続けます。
このため、下垂体はさらに卵巣を働かせようと多量のホルモンが分泌します。あたかも勉強する気のない子供を躍起になって叱りつける母親のように、この働きかけは空回りし、脳から分泌されるホルモンだけが過剰になっている、この不安定な状態が更年期なのです。
つまり、更年期とは、卵巣が分泌するホルモンと脳から分泌される指令ホルモンの均衡が崩れて、体がバランスを失った状態なのです。
脳の視床下部には下垂体を経由して卵巣へエストロゲン分泌の指令を送る最高指令室があります。
ここには呼吸、循環、血圧、体温調節、内分泌、代謝といった自分の意思ではコントロールできない機能を制御する自律神経の最高指令室(支配中枢という)も存在しています。
更年期には、視床下部にあるエストロゲン分泌に関わる支配中枢の機能が乱れる余波を受けて、同じ視床下部に支配中枢をもつ自律神経にも乱れが生じて、発汗、のぼせ、冷え、耳鳴り、めまい、立ちくらみ、動悸といった、いわゆる自律神経の失調症状が出現するのです。
つまり、更年期に出現する多彩な不快症状は、エストロゲンの低下だけではなく、脳内ホルモンのバランスの乱れや、自律神経の失調など、様々な要因が重なり合っておきているのです。
さらに、更年期には脳内ホルモン(神経伝達物質)の分泌のバランスも崩れることが最新の研究の結果判明しています。
なかでも、情動に大きな影響を与える神経伝達物質にノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン(これらを総称して「モノアミン神経伝達物質」といいます)などがありますが、過度のストレスが長期に続くことでノルアドレナリンが減少すると、やる気がなくなり、学習能力や集中力が低下し、注意力も散漫になり、無気力、無関心となる。これが高じると抑うつ症状が現われるようになります。

更年期と間違われやすい疾患

次の『更年期症状は全身に!』のイラストのように、更年期は「病気のデパート」といわれるほど多彩な疾患に見舞われます。
それは、女性ホルモンであるエストロゲンの減少のみならず、環境の変化やストレス、加齢などによって脳内ホルモンが乱れることにより様々な疾患にかかるリスクが高まるためです。
「更年期症状」とは、いわば更年期に差しかかった女性が抱える多彩な不定愁訴を包括的に表す言葉であり、非常に広い概念として用いられており、「更年期症状」が治療を要するレベルになると、「更年期障害」といわれます。
女性ホルモンの減少によっておきる「エストロゲン欠落症状」は、多彩な「更年期症状」のなかの1つにしか過ぎません。
更年期症状とよく似て、一見すると「エストロゲン欠落症状」と間違われやすい疾患が沢山あります。
以下に更年期障害と鑑別すべき疾患を挙げていますが、どの疾患にも驚くほど似たような症状が現われることにお気づきになるでしょう。
更年期に差しかかった女性が、身体の不調に、どこの科を受診したらよいのかわからず、ドクターショッピングを繰り返してしまうのもこのためです。しかも、年齢を重ねるほど複数の疾患を併発することが多いので治療も難しくなります。
以下に更年期症状と似た症状を来す代表的な疾患を述べますが、特に更年期と似た症状を太字にしてみました。

1. 甲状腺機能亢進症
甲状腺から甲状腺ホルモンが多量に分泌される疾患です。
全身の代謝が高まるため、更年期症状と非常によく似た症状を出ます。
<症状> 
全身倦怠感 易疲労感 ほてり 全身の発汗 動悸 手足の震え
イライラ 食欲亢進 排便回数の増加 体重減少

2. 甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの分泌が低下して、活動性が低下する疾患です。
<症状>
全身倦怠感 易疲労感 冷え めまい 皮膚の乾燥 むくみ 便秘
体重増加 無月経

3. 糖尿病
膵臓から分泌されるインスリンの不足により、慢性的な高血糖状態をきたす代謝疾患です。
<症状>
全身倦怠感 易疲労感 体力低下 易感染 口渇 多飲 多尿 体重減少

4. 鉄欠乏性貧血
体内の鉄が欠乏してヘモグロビンを生産できないことによる貧血です。
子宮筋腫による過多月経の女性に多くみられます。
<症状>
全身倦怠感 易疲労感 動悸 息切れ めまい 立ちくらみ

5. メニエール病
繰り返す回転性のめまいに耳鳴りや難聴を伴う内耳の疾患です。
ストレスが発症に関与しているといわれ、更年期症状の方にも多くみられます。
<症状>
めまい 耳鳴り 難聴 嘔気 冷や汗 動悸

6. シェーグレン症候群
涙腺や唾液腺などの外分泌腺が慢性炎症をおこす自己免疫疾患(自分の体が自分の組織を攻撃してしまう病気)です。
特に40~60代の女性に多くみられます。
<症状>
目や口の乾燥

7. 関節リウマチ
関節に痛みや変形が生じる炎症性の自己免疫疾患です。
特に30~60代の女性に多くみられます。
<症状>
朝の手指のこわばり 関節の腫脹

8.全身性エリテマトーデス
免疫異常によって生じる全身の炎症性疾患です。
圧倒的に女性に多く見られます。
<症状>
原因不明の発熱 関節の痛み 蝶形紅斑(顔面の鼻を中心に両頬対称に、蝶が羽を広げた形で現れる紅斑)

このような疾患と更年期症状を鑑別するために、むこうがおかクリニックでは初診時に不定愁訴の内容を整理して、内科的(一般採血・甲状腺・膠原病検査など)、婦人科的(女性ホルモン)諸検査を行ない、症状の直接の原因がエストロゲンの減少によるのか、その他の疾患が背後にあるのかをよく見極めて、適切な治療を行います。
むこうがおかクリニックには、常時約1,000名以上の更年期治療の患者さまがいらっしゃいます。
更年期に不調を感じたら、一人で悩まずに、まずはお気軽に当院へお越しください。

【からだのストレス】

卵巣からホルモンが出なくなると、下垂体ホルモンである卵胞刺激ホルモン(FSH)黄体化ホルモン(LH)の血中濃度が高くなることで、ほてり、のぼせ・発汗、不眠など、更年期障害といわれる症状が現れます。

更年期症状は全身に!!

【こころのストレス】

卵巣機能の衰えからくる女性ホルモン低下に伴う身体の変化に加え、閉経を迎える50歳前後の女性においては、子供の独立、夫との関係の変化や、親の介護問題など家庭内環境の激変が同時に押し寄せることも珍しくありません。
このように、こころの中にぽっかりと穴があいたような空虚な気持になる『空の巣症候群』に襲われることもあります。

日本女性の平均閉経年齢は50.5歳となっていますが、その個人差は大きく、30歳代の後半に閉経となる場合や、逆に55歳を過ぎても閉経にならない場合もあります。一般的には、45歳以上の女性で1年以上月経がなければ閉経と考えるべきでしょう。

閉経は血液検査により、卵胞刺激ホルモン(FSH)、エストロゲン(E2)の値などを測定して確定されます。女性の半数は45~50歳までに閉経を迎え、25%は45歳以下で、25%は50歳以降で閉経を迎えます。日本女性が迎える初経年齢は若くなる傾向がみられますが、閉経にかぎっては、国、地域、人種などの差がなく、すべてほぼ50歳前後となっています。
閉経の年齢は50歳前後で昔からほとんど変わりませんが、近年日本女性の平均寿命は約86歳に達するほどまでに著しく延びています。
これにより女性は閉経後の30年間あまりをホルモンが足りない状態で過ごすことになります。 閉経後の人生をいかに健やかに過ごすかは、現代女性の大きなテーマといえます。

更年期症状  こんなに変わる閉経前後のからだ

更年期には、女性ホルモンの変動が著しく、やがて起こる急激な女性ホルモンの減少にともない、女性のからだとこころには以下のような諸症状が出やすくなります。
更年期症状の重症度をみる方法はいくつかありますが、更年期指数(SMI)により、簡単に更年期の不調をチェックすることができます。
ただし、たとえ点数が低くても、辛い症状がひとつでもあるようなら、受診をお勧めします。また、骨粗鬆症や動脈硬化などの生活習慣病が隠れていることもあります。

更年期初期

月経異常…不規則になり、周期が長くなったり短くなる
自律神経失調症のぼせ、ほてり、発汗(ホットフラッシュ)、手足の冷え、血圧の変化
精神神経症状…記憶力・集中力の低下、不眠イライラ、孤独感、頭痛めまい

更年期症状

更年期中期~後期

膣や膀胱の衰え…膣の萎縮、子宮脱、細菌性膣炎頻尿、尿漏れ
筋肉や骨格の衰え…肩こり腰痛関節痛
お肌の衰え…シミ、シワ、肌のくすみ
高血圧・高脂血症・高血糖・肥満など。

SMIチェック表

症状 点数
1.顔がほてる 10 6 3 0
2.汗をかきやすい 10 6 3 0
3.腰や手足が冷えやすい 14 9 5 0
4.息切れ、動悸がする 12 8 5 0
5.寝つきが悪い、または眠りが浅い 14 9 5 0
6.怒りやすく、すぐイライラする 12 8 4 0
7.くよくよする、憂うつになることがある 7 5 3 0
8.頭痛、めまい、吐き気がよくある 7 5 3 0
9.疲れやすい 7 5 3 0
10.肩こり、腰痛、手足の痛みがある 7 5 3 0
合計点 

SMIの評価

0~25点 異常なし
26~50点 適切な食事・十分な睡眠・運動を!
51~65点 なるべく早く当院にご相談ください!
66~80点 速やかに当院へご相談ください!!
81~100点 当院から必要に応じ専門病院へご紹介いたします。

更年期障害の治療

更年期治療には、以下のものがあります。

① プラセンタ療法

旧ソ連邦の医学者フィラートフ(1933年)は、「生体組織は、その生命をおびやかすような外的因子が作用するとき、 組織の中に、生物学的過程を刺激する物質-生物原刺激素-が産生される」という仮説をたて、これを「組織療法」として応用しました。
プラセンタ注射剤は、「組織療法」製剤です。
安価な動物由来や、韓国製剤は使用しておりません。

「プラセンタ」は、日本国内の、感染のない健康なヒト胎盤を原料とし、多種アミノ酸を含有しています。
ホルモン、たんぱく質は含有しておりません。

酸で加水分解し、最終滅菌(121℃で30分間)するなど、感染症に対する安全対策を講じていますが、理論的に未知のウイルス等の危険を完全に排除することは困難ですが、これまでの50年間、細菌やウイルス等による感染の報告はありません。
詳しくは、下記 プラセンタ療法Q&AQ5Q6をご覧ください。

プラセンタ1アンプル(2mL)中には、ヒト胎盤繊毛分解物が100mg含有されています。
通常、1日1回週1~2回皮下に注射します。
静脈注射、ツボ注射は、厚生省からの認可がないうえに大変危険ですので、当院では行いません。

当院では、ツベリクリン針という27G(ゲージ)の非常に細い針を用いていますので、痛みはほとんどありません。
臨床成績としては、 更年期障害患者31例を対象に、プラセンタ1回1管を1週間に3回、2週間継続して合計6回皮下投与したところ、有効率77.4%(24例/31例)を示しています。また、プラセボ(偽薬)との比較試験の結果、プラセンタの有用性が認められています。
有効成分として、以下のアミノ酸が確認されております。
リジン、アラニン、アスパラギン酸、ロイシン、グルタミン酸、グリシン、バリン、セリン、チロシン、 フェニルアラニン、スレオニン、アルギニン、プロリン、イソロイシン、メチオニン、ヒスチジン

定期検査が必要です!

ほてりや抑うつ症状は更年期症状に特異的なものではなく、甲状腺機能異常その他の疾患でも見られます。
また、エストロゲンは骨吸収を抑制する作用を持っていますので、更年期以降はエストロゲンの低下により骨吸収が亢進し、骨粗鬆症を招きます。
また、エストロゲンはLDLコレステロールの増加抑制にも働くため、エストロゲンが枯渇するとLDLコレステロールや中性脂肪が増加し、脂質異常症を招きます。よって、これらの疾患も重大な更年期障害といわれています。
このように、更年期障害には、全身の管理も必要とされていますので、当院では定期検査として女性ホルモン検査とともに、脂質異常を含む一般スクリーニング検査をお願いしております。
また、症状に応じて甲状腺機能診断をお薦めしております。
≪6か月毎≫ 下記検査の受検をお願いしております。
※従来より採血間隔が長くなりました。
但し、生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病)の方は、検査は不要です(初回のみ必要)。
ご希望される場合も、採血費用は管理料に含まれますので無料です。

女性ホルモン検査:①エストロゲン(E2)、②プロゲステロン(PG)、③卵胞刺激ホルモン(FSH)④黄体形成ホルモン(LH)

検査料金(3割の方の自己負担分) 1,740円

血液一般検査【総白血球数・総赤血球数・ Hb(血色素量、ヘモグロビン量)】、血中脂質検査4項目、糖尿病【血糖(BS) HbA1C】肝機能【AST(GOT)、ALT(GPT)γGT(ガンマGTP)】、膵機能【リパーゼまたはアミラーゼ】、腎臓検査【BUN(尿素窒素)CRE(クレアチン)、UA(尿酸値)】、電解質【Na(ナトリウム)K(カリウム)Ca(カルシウム)】、炎症反応【CRP】ほか適時必要項目

検査料金   (同上)     1,940円
合計     (同上)     3,680円

⑤その他、医師が必要と判断する検査
定期検査はメルスモン実施医療機関での検査が必要です。
必ず当院で検査を実施いたしますのでご承知おきください。

脂質異常症の早期治療が大切です! クリック!  心筋梗塞・冠動脈攣縮性狭心症の予防に!

女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を肝臓で取り込まれるのを促し、スムーズに代謝させる働きを持っています。
そのため、エストロゲンの分泌が盛んな若い女性には、男性と比べると動脈硬化の割合がかなり低いと言われています。

しかし閉経を迎えたあたりから、約半数近くの方が血液検査で脂質異常症と診断されるようになります。

50歳までの心筋梗塞発症の男女比は8:1。
しかし、70歳代には女性の発症率は男性を上回ります
また、更年期以降の女性に集中する冠動脈攣縮性狭心症は、心筋梗塞の前病状態ともいわれその原因にエストロゲン減少があるともいわれています。
エストロゲンが減少する更年期以降の女性は、とりたてて不摂生な生活をしていなくても高脂血症になりやすく、心臓血管系の疾患にかかるリスクが高まるのです。
さらに、悪玉コレステロールは、肝臓に蓄積されることで「脂肪肝」を発症しますが、「脂肪肝」は、アルコール性肝炎よりも肝癌の発生率が高いことで注目されています。
「脂肪肝」は単に肝臓に脂肪が蓄積されるだけではなく、実は大変怖い病気なのです。
定期検査により、脂質異常症の早期治療を致しましょう!

おすすめスケジュール

プラセンタ注射はとても効果的ですが、効果発現に必要な時間は人により様々です。
体調の悪い初めの頃こそ間を置かずにお通いください。
最初から、注射の間隔を空けますと素晴らしい効果を実感できないまま残念な結果となってしまうおそれがあります。
そこで、最初の2か月間ほどは、週に2回ないし10日に3回程度がお薦めです。
2か月ほどするとかなり体調がよくなります。
そのあとは、ご自分がどのようなペースでお通いになるのが一番効果的かをご自分の体で図ってください。

② ホルモン補充療法(HRT)

ホルモン補充療法(Hormone replacement therapy=HRT)に対しては、「何となく不安だ」「怖い」「がんになりやすいのでは?」という不安を感じている方がいらっしゃいます。
このうち、特に乳がんになりやすいとの偏見ですが、国際閉経学会(International Menopause Society=IMS)の追跡調査によりますと、HRTでは乳がんのリスクはないとの結論が出ています。そればかりか閉経早期の50歳代で行なうHRTは動脈硬化を抑制し、冠動脈疾患のリスクを低下させるとの報告がなされています。
ピルもエストロゲンとプロゲステロンを含んだ混合ホルモン剤ですが、ホルモン補充療法で使用するホルモン剤は、ピルに含まれているエストロゲン強度の1/4しかなく、ピルに比べて乳がん、血栓症などのリスクはかなり低いといえます。

HRTのメリット

エストロゲンが減少する更年期障害に対しては、ホルモン補充療法は唯一確実な治療方法です。

  • ① ほてり、発汗などの更年期特有の諸症状の緩和
  • ② 脂質代謝を改善し、血圧を調整することで、コレステロール値や血圧の上昇を抑え、動脈硬化や心筋梗塞など心臓血管系の疾患を予防
  • ③ 骨粗鬆症による骨折のリスクを回避ことで老後の生活の質(Quality of life=QOL)を向上
  • ④ アルツハイマー型の認知症に効果があるという報告もあります。

HRTは適切に用いれば、心身が若返り、肌はみずみずしさと張りを取り戻し、膣にも潤いが戻って性交渉もうまくいくようになる。アンチエイジングという観点からも、不老長寿の「夢の治療」といわれる所以です。
HRTを受けるか否かを考える時に、生活の質(QOL)を重視することがとても大切です。乳がんなどに対するリスクと更年期や老後の生活の質に対する利益(=ベネフィット)をはかりにかけて、人生の価値をどこに見出すのかついて、医師に助言を求めながら、不安な点は納得がいくまで質問して、積極的に治療に活用して頂きたいと思います。

HRT薬剤の種類
メリット デメリット 当院では
貼付剤 腹部に貼付します。皮膚から吸収され、肝臓を通過しないで直接大循環に入るため、安定した血中濃度が得られ、少量で効果が持続
経口剤と比べて中性脂肪の上昇を認めず、血栓症のリスクが少ない
胃腸や肝臓の弱い人でも使用できます
ひとによっては、かぶれることがあります。 少量で効果があり、出血などがなく、メリットが大きいので、当院のHRT治療の主体となっています。
ジェル ジェル剤は手や足に塗布して使用するエストロゲン剤のディビゲルやル・エストロジェルがあります
貼付剤のようなかぶれはありません
特にはありませんが、効果・副作用の点で、貼付剤に劣ります 貼付剤でかぶれる方にお薦めしています。
膣錠 膣に直接、挿入する錠剤である。
膣炎や膣萎縮の予防、膣の潤いが失われたことによる性交痛などに効果
簡便さに欠け、慣れるまで挿入するのに手間がかかります。 副作用として、膣分泌物が増えたり、性器の腫れ 内診を行わない当院では、原則採用していません。
内服薬 経口投与には、連続投与と休薬(薬を飲まない)期間をもうける方法とがあります
連続投与の場合は、女性ホルモンであるエストロゲン・プロゲステロン混合薬剤(黄体ホルモン)が多く使用されます。
中性脂肪の増加
血栓症のリスク
胃腸や肝臓の弱い人には不向き

出血を望まない女性や閉経後の女性には、出血がおこらない毎日連続投与の必要があります
婦人科出血を伴うことがあり、内診を行わない当院では、原則採用していません。
メノエイド・コンビパッチが発売されて以降、内服を選択する優位性はないと考えています。

しかし、HRTは以下の症状のある方は避けた方がよいようです。

HRTの禁忌疾患

乳がんとその既往症の方
HRTは長期投与した場合に乳がんのリスクを否定されていませんが、乳がんによる死亡率は上昇させないことがわかっています。

子宮体がん
エストロゲン単独投与の場合は、エストロゲン依存性の悪性腫瘍を悪化させます。
メノエイド・コンビパッチのようにエストロゲン・プロゲステロン併用薬の場合は、子宮体がんの発症率は上昇しません。

原因不明の不正性器出血
同様の理由から、子宮由来の悪性腫瘍の可能性が疑われる人には投与できません。

動脈疾患や脳卒中の既往症の方
ピルと同様にHRTの副作用に血栓症のリスクがあります。

重度の肝臓疾患
薬は肝臓で代謝されるため、肝臓機能をさらに悪化させる可能性があります。
ホルモン補充療法に関しては、下記リスク・副作用への対応や婦人科的診察(内診など)ができかねますので、原則として貼付剤・外用ジェルを処方しております。

③ 漢方治療

漢方治療
漢方治療

漢方では症状・状態を観察し、そこから“気” “血” “水”という生体エネルギーの状態や失調を見極め、そのバランスを整えることを考えます。
更年期障害で見られる肩こり・頭痛・冷えなどは、血の滞りである“於血(おけつ)”によって生じる症状と考え、これを改善する生薬である芍薬牡丹皮桃仁などが含まれる漢方薬がよく処方されます。「立てば芍薬、座れば牡丹。歩く姿は百合の花」という美人の喩えがありますが、まさに芍薬と牡丹は婦人の妙薬といえます。またこの“於血”の病態では、しばしば過緊張状態である“気逆”といった、気の巡りの失調を伴います。

のぼせ・イライラ・急激な発汗などが“気逆”の兆候で、これには気を巡らせる働きのある桂皮(シナモン)を含む処方が多くあります。このように更年期障害は、東洋医学的に“於血”と“気逆”の並存する病態であることが多く、これらをともに改善する加味逍遥散、桂枝茯苓丸桃核承気湯などがよく用いられます。
また、更年期障害(更年期症候群)に見られる不眠・髪が抜ける・皮膚の乾燥や爪のひび割れ・こむら返りなどの症状は、“血虚”(血の不足状態)と捉えられ、これを補い改善する生薬である当帰地黄阿膠などの含まれる漢方薬が用いられます。温経湯四物湯が代表的漢方処方です。これらは、しみや乾燥肌・肌荒れ、手のひび割れなど皮膚のトラブルにも有効です。
更年期障害(更年期症候群)に伴う疲れやすい・だるい・風邪をひきやすいなどの症状は、いわゆる元気のない状態で、“気”(生体エネルギー)の不足状態“気虚”ととらえます。漢方薬では胃腸機能を整えたり新陳代謝を賦活するようなお薬でお手伝いをすることになります。薬用人参の含まれるものが多く、不眠症を伴う方には帰脾湯、虚弱体質の方には十全大補湯が用いられます。
漢方薬は自然由来の生薬で木の実、葉、根などが主成分であるため、化学物質や添加物を含まず、HRT療法などの合成ホルモン薬と比べるとカラダへのリスク・副作用もほとんどありません
漢方では病名を決めて治療をするのではなく、その方の「証(しょう)」(体質や体調など)を見極めて治療方法を決定します。

更年期の漢方処方
加味逍遥散(かみしょうようさん)
トウキシャクヤク・ビャクジュツ・ブクリョウサイコ各1.8g、ボタンピ・サンシシ各1.2g、カンゾウ0.9g、ショウキョウ0.3g、ハッカ0.6g
「加味逍遙散」は、上昇した「気」を下に降ろして全身にめぐらせるとともに、たまった熱を冷やし、さらに、不足している「血(けつ)」を補うことで、体のバランスを整える代表的な気逆・血虚の処方です。
のぼせ・のぼせの後のゾクゾク感があれば第一選択となります。
肩こり、疲れやすい、精神不安やいらだち、ストレスからの疲労も緩和し、心をスッと落ち着かせ穏やかな気持ちにさせてくれます。
温経湯(うんけいとう)
ハンゲバクモンドウ各2.0g、トウキ1.5g、シャクヤク・ケイヒ・ボタンピセンキュウニンジン・カンゾウ・アキョウ各1.0g、ゴシュユ0.5g、ショウキョウ0.25g
漢方でいう「血(けつ)」の量が不足した「血虚(けっきょ)」を改善する薬で、特に、冷え症で、手足がほてり、唇が乾燥しているような人に向くとされています。
肌や髪の手触りがよくなる効果もあります。
五積散(ごしゃくさん)
ソウジュツ2.0g、チンピブクリョウハンゲトウキ各1.0g、コウボク・シャクヤク・センキュウ・ビャクシ・キキョウ・ケイヒ・マオウ・タイソウ・カンゾウ・コウブシ・キコク各0.5g、ショウキョウ0.625g
腰から大腿にかけての冷え、冷えると痛む、神経痛、頭痛があるときに
女神散(にょしんさん)
コウブシ・センキュウ・ソウジュツ・トウキ各3.0g、オウゴン・ケイヒ・ニンジンビンロウジ各2.0g、オウレン・カンゾウ・チョウジ・モッコウ各1.0g
血行不良など、「血(けつ)」のめぐりが悪くなった「瘀血(おけつ)」によって起こる「血の道症」に用いられる処方です。
のぼせ・めまいがつよく、比較的愁訴が固定しているとき
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
ケイヒブクリョウボタンピ・トウニン・シャクヤク各2.0g
「桂枝茯苓丸」は「瘀血」を改善する「駆瘀血剤(くおけつざい)」の代表的なもので、産婦人科で用いられる三大漢方薬のひとつです。
更年期特有のうつなどの精神不安に効果が高い漢方薬
肩こり、頭痛、めまい、のぼせて冷え、ほてりがあるときに
ニキビや更年期に起こりがちな肌トラブルやシミにも効果的
温清飲(うんせいいん)
トウキ4.1g、シャクヤク3.1g、センキュウ3.1g、オウゴン3.1g、サンシシ2.0g、オウレン1.5g、オウバク1.5g、ジオウ4.1g
更年期障害の症状全般に良いと言われています。
温清飲は、四物湯と黄連解毒湯の合方で、四物湯で内を温め、黄連解毒湯で外の熱を冷やしてくれます。
更年期女性特有の肌のくすみ、肌のバリア機能低下による乾燥肌や痒み、かさつき、のぼせる時に
また、不安定で過敏になりやすい精神状態を、落ち着かせてくれる効果もあります。
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
サイコ3.0g、ケイヒ・オウゴンボレイ・カロコン各1.5g、ショウキョウ・カンゾウ各1.0g
冷えのぼせ・不眠
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
トウキ、センキュウ、シャクヤクブクリョウ、ソウジュツ、タクシャ各0.5g
体力不足・疲労回復・めまい・頭痛・生理不順・貧血・肩こりなどに効果があり、更年期の疲れやすさ、血行不良からくる肩こりや頭痛などに良い漢方薬です。
また、更年期女性特有の寝つきの悪さなどにも効きめがあり、睡眠不足からくる不調も改善してくれます。
冷え症で疲れやすく、貧血傾向、むくみ
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
トウニン2.5g、ケイヒ2.0g、ダイオウ1.5g、カンゾウ0.75g、無水ボウショウ0.5g
便秘がち・手足は冷えているのにのぼせがある・月経不順・腰痛・肩こり
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
サイコ2.5g、ハンゲ2.0g、ブクリョウ・ケイヒ各1.5g、オウゴン・タイソウ・ニンジンリュウコツボレイ各1.25g、ダイオウ0.5g、ショウキョウ0.4g
不眠・イライラなど精神的不安が強い・ストレスを感じるときに
抑肝散半夏陳皮(よくかんさんはんげちんぴ)
トウキセンキュウチンピ・チョウトウコウ各1.5g、ソウジュツ・ブクリョウ各2.0g、ハンゲ2.5g、サイコ1.0g、カンゾウ0.75g
怒りやすい・イライラ・不眠などの精神神経症状
胃腸が弱い神経質な方にも安心です。
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
ハンゲ3.0g、ブクリョウ2.5g、コウボク1.5g、ソヨウ1.0g、ショウキョウ0.65g
ふさがった気分を開く薬といわれ、古くから「気剤(きざい)」の代表処方とされています。神経性の胃炎や吐き気、喉のなどの異物感などに効果があり、ふさぎ込みがちな気分も改善してくれます。
更年期特有の吐き気や胃のむかつき
気分が塞ぐ、何もやる気がしない時、悲しい気持ちになりやすいときに
補剤として
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
オウゴン1.5g、サンシシ1.0g、オウレン・オウバク各0.75g
加味逍遥散や女神散で効果を認めないときにそれぞれに黄連解毒湯を合方します。
「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」は、胃炎などの炎症、鼻出血、高血圧、動悸、皮膚のかゆみなどを鎮めるほか、体を冷やして熱をとり、炎症を鎮める作用があります。
十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
ニンジン・オウギ・ジオウ・ビャクジュツ・ブクリョウトウキシャクヤクセンキュウ・ケイヒ各1.5g、カンゾウ0.75g
※十全大補湯は人参養栄湯と成分が似ています。
十全大補湯 = 四君子湯+四物湯+[黄耆・桂皮]
人参養栄湯=(十全大補湯-川芎)+(五味子・陳皮・遠志)
全身が弱って、漢方でいう「気」も「血(けつ)」も著しく不足している人に向く漢方薬です。不足を補う「補剤」の代表的なひとつです。
疲労感がつよいときにそれぞれの漢方に合方します。
九味檳榔湯(きゅうみびんろうとう)
ビンロウジ2.0g,コウボク・ケイヒ・キッピ各1.5g,ソヨウ1.0g,カンゾウ・モッコウ・ショウキョウ各0.5g,ゴシュユ1.25g,ブクリョウ3.0g
胃腸や胸部の気滞(気の停滞)に処方します。心下部のつかえ、腹部膨満、便秘や動悸、息切れや、ふくらはぎの把握痛やむくみがあるときに
芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)
トウキ・センキュウ・ジオウ・ビャクジュツ・ブクリョウチンピ・ウヤク・コウブシ・ボタンピ各1.0g、ヤクモソウ・タイソウ・カンキョウ各0.75g、カンゾウ0.5g
全身に栄養を行き渡らせて、うるおわせるほか、体を温めることで血行を促す効果があります。
産後に不調があり、その後すっきりしないまま更年期を迎えた方に

漢方薬は、合成薬のように即効的な効果はありませんが、飲み続けることで、カラダは少しずつ良い方へと変化していき健やかになっていくはずです。
一つの漢方薬は少なくとも1か月くらいは続けましょう。

証に応じた漢方治療

証の分け方のひとつとして、体力や抵抗力の程度を示した「虚・実」があり、体力や抵抗力が充実している人を「実証(じっしょう)」、体力がなく抵抗力も低い感じの人を「虚証(きょしょう)」、偏りなくバランスのとれた理想的な状態を「中間証」といいます。

実証タイプ(体格もガッチリし、丈夫なタイプ)

【症状】便秘がち・手足は冷えているのにのぼせがある・月経不順・腰痛・肩こり ⇒桃核承気湯:於血(おけつ)を改善する作用があり、女性疾患の代表薬です。
【症状】不眠やイライラなど精神的不安が強い・ストレスを感じる ⇒柴胡加竜骨牡蛎湯:精神系に働きかけ、更年期特有のイライラなどの症状に効果を発揮します。

中間証タイプ(バランスがとれた理想的な状態)

【症状】のぼせ・頭痛・肩こり・精神的症状 ⇒加味逍遥散:更年期障害でもっともよく処方される漢方薬です。
【症状】頭重・肩こり・めまい・手足は冷えているのにのぼせがある ⇒桂枝茯苓丸:於血を改善する作用があり、女性疾患の代表薬といわれている漢方薬です。

虚証タイプ(痩せ型、虚弱体質の方)

【症状】疲れやすい、冷え性、めまい、肩こり、貧血の傾向がある ⇒当帰芍薬散:於血を改善する作用があり、女性疾患の代表薬です。
【症状】不眠・イライラなどの精神神経症状 ⇒抑肝散半夏陳皮:体力の低下している人や虚弱体質の方に適した漢方薬で、胃腸が弱い神経質な方にも安心です。

漢方薬は、合成薬のように即効的な効果はありませんが、飲み続けることで、カラダは少しずつ良い方へと変化していき健やかになっていくはずです。
一つの漢方薬は少なくとも1か月くらいは続けましょう。

④ 更年期に役立つハーブ療法

更年期症状の治療には、主にプラセンタ注射やホルモン補充療法(HRT)が用いられてきましたが、その効果を補うものとしてハーブを中心としたサプリメントがあります。
古来、伝統的なハーブ療法を用いて更年期や症状を管理し、うつ病や不安、不眠症から月経前症候群まで、あらゆる症状に対処してきました。睡眠を促し、不安を和らげるハーブとしては、バレリアンラベンダーパッションフラワーカモミールなどがよく知られています。
ハーブなどの植物は、体に働きかけるようにして治癒を促進するため、医薬品よりも穏やかに作用するのが特徴です。これらのハーブは錠剤やチンキ液の他、お茶でも摂取でき、製品によってはスムージー、スープ、シチューなどの食品に混ぜて使うこともできます。なお、植物療法の中には強力な作用のものもあるため、医師と相談して自分に合ったハーブかどうかを確認することをお勧めします。
更年期症状全般に効果が期待できるハーブとしては以下が注目されています。

ブラックコホシュ
ブラックコホシュ

ブラックコホシュはキンポウゲ科の植物で、北アメリカに自生しています。アメリカ先住民は伝統的にブラックコホシュをさまざまな病気に使用しており、ヨーロッパ系移住者にもその用法が伝わりました。
更年期障害の治療に最も多く使われ、広く研究されているハーブの一つがブラックコホシュです。アメリカ先住民によって初めて用いられたハーブであり、虫除けとして利用されていたことから英語でBugbane(虫の毒)とも呼ばれるブラックコホシュは、秋に根が収穫され、生のままか乾燥したものが薬用として使用されます。この植物には、免疫系や神経系に影響を与える化学物質レミフェニンが含まれており、エストロゲンの調節にも役立つと考えられています。
今後さらなる研究が必要ですが、ブラックコホシュエキスとセイヨウオトギリソウを組み合わせたものとプラセボを比較したランダム化臨床試験では、更年期障害評価尺度のスコアが、プラセボ群での減少は19%にとどまったのに対し、治療群では半数が減少しました。また、治療群のうつ症状がプラセボ群よりも有意に改善されました。

セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)

セイヨウオトギリソウは、古くからメンタルヘルスの増進に使用されてきた野生植物であり、ヨーロッパではうつ病治療に処方される他、栄養補助食品としても販売されています。
12週間にわたって1日3回摂取したセイヨウオトギリソウの効果を調べた研究では、このハーブ療法が更年期症状に悩む女性の心理的および心身的症状を大幅に改善したことがわかりました。別の研究では、セイヨウオトギリソウを投与された女性群は、対照群と比べて更年期特有のQOL(生活の質)が有意に向上し、睡眠の問題が減少した他、ホットフラッシュの減少も見られました。

レッドクローバー
レッドクローバー

レッドクローバーは、ヨーロッパ、西アジア及び北西アフリカを原産とするハーブの一種です。
マメ科シャジクソウ属の植物であり、ムラサキツメクサやアカツメクサという和名でも知られています。レッドクローバーにはゲニステイン、ダイゼイン、ビオカニン、ホルモノネチンといった特定のイソフラボンが含まれています。これらの植物性エストロゲンのうち、特にムラサキツメクサ由来のものは、女性の健康維持に重要であることが研究で示されています。
歴史的に、レッドクローバーは喘息、百日咳、がん、痛風に使用されていました。現在では、レッドクローバー抽出物(エキス)は、主に更年期障害の症状、高コレステロール血症、または骨粗しょう症に対して良いとされています。特にムラサキツメクサは、更年期の方の毎日の健康維持に役立つという研究結果もあります。イソフラボンを多く摂ることで、丈夫な体づくりをサポートする可能性も期待されています。

ワイルドヤム
ワイルドヤム

エストロゲン療法に代わる更年期症状の自然療法として知られるワイルドヤム(自然薯(じねんじょ))は、過去何世紀にもわたって中国伝統医学で更年期症状の治療に使用されてきた塊茎(かいけい。イモ類など、地下茎の一部が養分を蓄えて肥大したもの)です。クリームに利用されることの多いワイルドヤムにはジオスゲニンという化学物質が含まれており、エストロゲンに変換されます。ワイルドヤムは体内ではエストロゲンに変換されにくいですが、この植物にはエストロゲン様作用のある他の化学物質が含まれている可能性があります。
ワイルドヤムの効果を実証するにはさらなる研究が必要ですが、50人の女性を対象としたランダム化臨床試験では、1日2回、12mgのパープルヤム(和名、大薯、ダイジョ)を摂取したところ、対照群に比べて更年期症状(主に心理的症状)が大幅に改善したと報告されています。
むこうがおかクリニックでは、現地の人のような腸内細菌を持たない日本人でも効率的に吸収できるアメリカ直輸入の合成サプリメントDHEAをご用意しています。

トウキ(当帰)
トウキ(当帰)

漢方薬の主要な成分で、ニンジンやセロリと同じセリ科の植物であるトウキは、免疫力を高め、炎症を抑える目的でよく用いられるハーブです。トウキは「女性の朝鮮人参」とも呼ばれ、女性のホルモンバランスを整える治療薬としても、月経痛や更年期障害の治療にも使われています。
更年期症状に対するトウキの影響については、効果があるとする研究と有意な改善が見られないとする研究とが混在しています。トウキとカモミールを組み合わせてプラセボと比較した3ヶ月間のランダム化比較試験では、トウキを摂取した女性の90~96%からホットフラッシュの頻度・強度共に臨床的に有意な改善が見られたと報告されました。
また、12週間のランダム化臨床試験では、トウキとブラックコホシュ、マリアアザミ(ミルクシスル)、レッドクローバー、アメリカニンジン(別名セイヨウニンジン)、チェストベリーを組み合わせて摂取した女性は、ホットフラッシュと寝汗が大幅に減少しました。トウキが単独で効果を発揮するかどうかを見極めるには、さらなる研究が必要です。なお、トウキには薬剤や他のハーブとの相互作用が起こる可能性があるため注意が必要です。

マカ
マカ

ペルーのアンデス山脈原産のマカは、カラシの仲間であるアブラナ科の野菜で、その根は伝統医学で生殖能力と性欲の増進に使用されています。ペルーで料理によく使われるマカは、深い土の香りが特徴で、ビタミンC、銅、鉄分を豊富に含み、サプリメントとして摂取できる他、粉末状のためスムージーや料理にも加えやすいものです。
更年期症状の治療としてマカとプラセボを比較したランダム化臨床試験のレビューでは、マカの有効性について限定的ながらも良好なエビデンスがありました。一方、動物研究では、マカを補給することで閉経後の骨量減少を防ぐ可能性が示されています。

⑤ 植物性エストロゲン

植物性エストロゲンは、エストロゲン濃度のバランスを調整すると考えられる植物性化合物であり、大豆、レッドクローバーフラックスシード(亜麻仁種子)、ホップなどの植物に含まれています。欧米に比較し、毎日の食事に大豆食品が欠かせない日本では、含有する大豆イソフラボンの効果で女性の更年期症状が比較的に軽症であるという報告があります。
また、500件以上の研究によると、「植物性エストロゲンは、深刻な副作用を伴わずに、更年期女性のホットフラッシュの頻度を減少させると見られる」と結論づけられました。
大豆イソフラボンには更年期障害のほか、更年期の女性に多い手の関節の痛みやしびれ、骨粗鬆症、動脈硬化、乳がん予防などにも有効です。
エストロゲン・イソフラボンの分子構造 しかし、右イラストの通り、エストロゲンと大豆由来のイソフラボンの分子構造には明らかに違いがあります。
イソフラボンを摂ったからといって、すべての人にエストロゲン(女性ホルモン)様作用の力が発揮されるわけではないのです。

エクオール  これこそ、女性ホルモン類似作用物質
ダイゼイン・ラクトコッカス20-92・S体エクオール

大豆イソフラボンの成分は、ダイゼイン・ゲニステイン・グリシテインと大きく3つに分けられます。その中でもダイゼインは、体内で腸内細菌(主に乳酸菌ラクトコッカス20-92)により代謝されてはじめて『エクオール』になり、これがエストロゲン様の働きをします。
すなわち大豆イソフラボンは、エクオールにならないかぎり、女性ホルモン様の働きをしないのです。

残念な事に、このエクオールを体内で作れるのは、日本人の2人に1人しかいないことがわかっています。
その原因は、食の欧米化、大豆製品や食物繊維の摂取不足、ストレスや睡眠不足、運動量の低下などで腸内環境が欧米人のように変化してしまったためといわれています。
大豆イソフラボンのサプリメントや、食事で大豆をたくさん摂るようにしても、つらい更年期症状が改善しない方がいらっしゃいますが、それはエクオールを体内で作ることができないためなのです。

エクオール検査
エクオール検査

あなたがエクオールをつくることができるかどうかは、尿検査のキット『ソイチェック』などで簡単に調べることができます。
ソイチェックは当院で実施しています。採尿により3日程度で判明します(4,000円。税込自費)

エクオールの効果と必要摂取量

エクオール量が多い方は、エクオールがない人に比べ更年期症状リスクが約1/10に、またホットフラッシュは4割程度に減少首・肩こりは半減したとの研究結果があります。
さらに、エストロゲンは肌のコラーゲンを作り出すため、加齢によるシワやたるみも軽減する、うれしい研究報告もされています。
更年期症状の軽減にために必要なエクオール量は10mg/日です。この量のエクオールを摂取するために必要な食品としては、木綿豆腐2/3丁または納豆1パックで十分です。
しかし、エクオールを体でつくれる人であっても、エクオールを体内に蓄積することはできません。 健康のためにも、毎日継続的にエクオール10mgが摂れる食生活を心がけることが大切です。

⑥ 更年期サプリメント

A. エクエル  大豆由来成分で天然エストロゲンを手軽・安全に摂取!
エクエル

右分子式の通り、エクエルは女性ホルモンとほぼ同じ構造式ですので、エストロゲン類似作用があります。
エクオールは更年期症状のみならず、女性に多い手のこわばり・痛み・しびれ、乳がん予防、しわ・たるみにも効果があるとされています。

成分は、100%大豆胚芽由来で安心です。
大豆のイソフラボンであるダイゼイン乳酸球菌「ラクトコッカス20-92」で発酵させて作られています。
「ラクトコッカス20-92」イタリアのチーズからも発見された安全性の高い乳酸菌です。

  • 手の痛み・しびれに

    手の痛み・しびれに

  • しわ・たるみに

    しわ・たるみに

大塚製薬のエクオールは、エストロゲン類似物質であるエクオールを1粒あたり2.5mgも含有し、更年期症状改善に必要なエクオール量10mgを満たしています。
エクオールを体内に蓄積することはできません。
毎日の継続服用が必要です。
効果の発現・実感には3~6か月かかることもあります。

エクエル
価格 : 4,400円(税込)

■ エクエル 112粒
(1日4粒目安・28日分)/食品抽出、合成、濃縮は一切していません。

※小林製薬の「エクオール」は安価ですが、エクオールはわずか2mgしか含有されていませんので、効果は望めません。 


B. 米国PURE社更年期サプリメント

PhytoBalance II

本品は、更年期に起こるホルモンの変化を多面的にサポートするために設計された標準化ハーブ抽出物のブレンドです。
健全なエストロゲン様作用を自然に促進し、ほてりを抑える効果が期待できます。

PhytoBalance II

初回お試し価格 4か月分(120錠) 6,000円
120錠入り 9,200円 標準量4か月分(76円/1日あたり
摂取量目安:1錠/日

本品の特徴は、以下になります。
・ホルモンの変化に合わせて体調をサポート
・更年期の快適さをサポート
・血管の健康を促進し、心血管と認知機能をサポート
・低刺激性のヴィーガン素材を使用

【更年期障害のサポート】
本品には、エストロゲン受容体の部位に結合し、弱いエストロゲン様作用を示す植物の天然物質であるフィトエストロゲンが含まれています。
ブラックコホシュ抽出物は黄体形成ホルモンの健全なレベルを維持し、快適さと身体的な健康をサポートします。
予備研究において、セージ抽出物がほてりや寝汗を含む更年期の快適さへの効果を示唆しています。
チェストツリー抽出物は、健全なプロラクチン分泌を維持し、健康なドーパミン濃度を促進する可能性があります。
ブドウ種子抽出物は、心血管と認知機能をサポートするために含まれています。
研究によると、ブドウ種子のプロアントシアニジンは更年期の快適性を促進するだけでなく、健全な血流をサポートすることが示唆されています。

成分表(1粒当たり)

ブラックコホシュ抽出物 (トリテルペン配糖体2.5% )・・・・・・・・・・・・・100 mg
セージ抽出物(ロズマリン酸12% ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 140 mg
甘草抽出物(グリチルリチン酸20% )・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80 mg
マザーワート抽出物 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80 mg
チャストツリー抽出物 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40 mg
ブドウ種子抽出物 (ポリフェノール92% ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・120 mg

推奨摂取目安
1日1粒を食間に摂取、または、医師の指示に従ってください。

副作用・禁忌
現時点では、副作用は報告されていません。
妊娠中/授乳中の方は摂取を避けてください。
ブラックコホシュ、甘草、チェストツリーは、胃腸の不調や、まれに頭痛、かゆみ、発疹、不眠、疲労、体重増加、不規則な月経出血を引き起こす可能性があります。
まれですが、ブラックコホシュ配合処方による肝臓毒性の症例報告があります。
健康状態、特に肝機能障害がある方は、使用前に医師にご相談ください。
本品を摂取している間、肝機能のモニタリングが必要な場合があります。

薬学的相互作用
ブドウ種子抽出物と甘草は、抗凝血薬と反応する可能性があります。
降圧剤または、糖尿病治療薬を服用している方は、医師の判断が必要な場合があります。
ホルモン補充療法または経口避妊薬を使用している方は、チェストツリー禁忌となる場合がございます。
ホルモン障害のある方、エストロゲン療法中の方は、慎重に摂取することをお勧めします。
マザーワートは抗うつ薬との併用を避けてください。
甘草は、経口副腎皮質ステロイド薬との併用を避けてください。
詳細は、医師にご相談ください。

極上のサプリメント

C. DHEA どうにもならない体の疲れ・不調を感じたら

気力・体力の衰えには消化機能、腎機能、肝機能など諸臓器の機能低下など様々な原因が考えられますが、おおもとである諸臓器をつかさどるホルモンの影響を忘れることはできません。
35歳を過ぎると、急激にDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)というホルモンの量が減少します。
DHEAは、『マザーホルモン』とも呼ばれており、エストロゲン(女性ホルモン)などあらゆる性ホルモンの源(みなもと)です。
このホルモンがなければ、男女問わず体力も気力も減退するのです。
DHEAは腎臓の上にあるとても小さな副腎という臓器で作られるホルモンの一種ですが、その分泌は20代でピークを迎え、その後は急激に分泌量が減少、40代で約半分になってしまいます。これを補うのがDHEAのサプリというわけです。

若返りホルモンとも言われるDHEAはヤムイモという山芋の一種に多く含まれていますが、実は、陸上金メダリスト常連のアフリカ民族のスポーツ選手たちの強さの秘密も、彼らがよく食べるソウルフードであるヤムイモにあると言われています。残念ながらアフリカ民族以外の我々がヤムイモをそのまま食べても、ヤムイモからDHEAを分離吸収できる腸内細菌をもっていないため、効果は得られませんが、サプリなら、効果的にDHEAを補うことができるのです。
またDHEAは、慢性疲労の原因である副腎疲労症候群にも効果があると言われています。
日本では医薬品扱いのDHEAですが、アメリカでは普通にサプリメントとして販売されています。健康意識の高いアメリカのビジネスエリートは、今、このサプリメントを積極的に摂取しています。体力だけではなく、性格も前向きにストレスに強くなるはずです。
むこうがおかクリニックでは、独自ルートでアメリカから直輸入しています。

DHEA 底抜けの疲労・絶不調に!(自由診療)&7KETO(ななケト)-DHEA ダイエット

更年期総合治療の選び方

プラセンタ療法は保険適応ですので、1回の自己負担も500円程度で対費用効果が高いので、まずはプラセンタ注射を週に2~3回をなさるのがよろしいでしょう。
当院は土日祝日も診療をしていますので、いつでも注射が可能です。

エストロゲン・イソフラボンの分子構造

基本治療:プラセンタ注射 週2~3回

プラセンタ注射をお望みでない、または通うことが難しい場合:
エクエル+and/or漢方

プラセンタ注射だけでは改善がいまひとつと感じられる場合:
プラセンタ注射+漢方

プラセンタ注射の頻度が少ない場合や、様々な症状の改善が弱い場合特にエストロゲン欠落症状であるほてり・発汗・不安・イライラ・性交痛が解消しない場合:
プラセンタ注射+エクエル+and/or漢方

倦怠感が著しい、または気持ちの落ち込みが激しい、うつ症状、ダイエットをご希望の場合:
プラセンタ+DHEA+ and/orエクエル

将来も含めてよりはつらつとした生活をご希望の際は、添加物を一切含まず世界的に定評のある米国PURE社のサプリメントがお薦めです。
プラセンタ+PURE+and/orエクエル+and/or漢方+and/orDHEA

目の前のありのままのご自分を受け入れつつ、人生の折り返し地点を上手にいなすことで、QOL=Quality of life(クオリティ オブ ライフ:精神的、社会的活動を含めた総合的な活力、生きがい、満足度の高い人生)を高めながら軽やかに爽やかに次のステップに踏み出して頂きたいものです。
むこうがおかクリニックは、更年期の総合治療でこれからも応援を続けてまいります。

プラセンタ注射
自費プラセンタチケット価格表

60歳を過ぎてもプラセンタをご希望される皆さまからのご要望により値下げ致しました。
保険適応年齢前でも早くプラセンタ療法をなさりたい方、保険適応前は過ぎたけどこれからもプラセンタ療法をお続けになりたい方に朗報です。
お気軽にご利用くださいませ。

  5枚綴り
当院で特定疾患管理指導料(高血圧・コレステロール・糖尿病など)徴収の方(男女年齢問わず) 1,500円
従来、当院でのプラセンタ治療で60歳以上となられた方・喘息治療の方 2,500円
45~59歳女性(当院で更年期治療中の方)
60歳以上の男女(特定疾患管理指導料徴収(高血圧・コレステロール・糖尿病など)していない方)
3,500円
女性(44歳以下)
男性(59歳以下)
4,000円
45~59歳女性(当院での更年期治療をされない方) 8,000円
DHEA 底抜けの疲労・絶不調に!(自由診療)&7KETO(ななケト)-DHEA ダイエット

プラセンタ療法Q&A

Q1.何に効くの?

イメージA1. プラセンタは生命を育むために必要な栄養素ですから、自己治癒力を高め、あらゆる機能を改善します。
体に
眼精疲労/老化/肩こり/冷え性/自律神経失調症/便秘/肝炎/胃潰瘍/ ぜんそく/アトピー性皮膚炎/花粉症/更年期障害/脱毛症/生理不順/生理痛/高血圧/糖尿病
心に
不眠症/心身症/ノイローゼ
美容に
ニキビ/シワ/美白効果/肌荒れ/乾燥肌/湿疹/皮膚の老化/アトピー性皮膚炎/脱毛症
※ 特に慢性的な症状、体調不良が続いているような方に有効です。

Q2.どうやって治療するの?

A2. 週に1、2回程度注射します。当院では、入手可能な最も細い30G針を使った皮下注射なので痛みはさほどありません。

Q3.どれくらいで効いてくるの?

A3. プラセンタ注射を1回行ったときの効果の持続時間はだいたい2日から3日だと言われています。病歴や症状によって違いますが、おおよそ2〜3回の治療で効果を実感できる人が多いようです。
最初のうちは1週間に2回、症状が改善する2・3か月以降は1週間に1回の割合でプラセンタ注射をするのがよいと言われています。

Q4.費用はどれくらい?

A4. 自費プラセンタの初診時プラセンタ注射は、診察料込で3,000円です。
自費診療のプラセンタ料金につきましてはチケット料金表をご覧ください。

但し、保険診療をなさらない方は、2,200円/本、チケット5枚綴り8,000円となります。

Q5.リスク・副作用は大丈夫?

A5. 人によっては一般の注射と同様、注射後に吐き気や血管の痛みがある場合があります。
人工的に作られた薬と違い、人間の本来もつ力(自己治癒力)を促進させるのがプラセンタの力です。

Q6.安全なの?

A6. プラセンタは血液製剤ではありません。そう誤解している人が多いようですが、プラセンタ中のホルモンや血液は、製造過程で完全に除去されるため、注射液の中にリスク・副作用が心配されるホルモンや血液は含まれていません。その後、プラセンタは塩酸による加水分解など、何工程もの安全処理を施され、各種感染症の汚染がないことが検査で確認されて初めて、製品として販売されるのです。当院で使用するプラセンタは、製薬会社で処理した安全で品質の安定した厚労省認可のプラセンタです。 しかもヒトプラセンタの使用は医療機関のみに許可されています。
厚生労働省から認められているプラセンタ注射は2種類です。
そのプラセンタ注射の1つ株式会社日本生物製剤は、1974年に認可されてから肝機能障害の場合保険適応となっています。
一方、メルスモン製薬会社は、更年期障害や乳汁分泌不全の場合は保険適応となっています。

Q7.美容用品や化粧品のプラセンタと違うの?

A7. 化粧品や美容用品はヒト以外の豚や馬の胎盤です。
有効成分が高く、質の良い、安全なヒトのプラセンタは医療機関のみに認められています。

Q8.長期間使用して大丈夫?

A8. 病気のためにプラセンタ治療を何十年も続けている人がたくさんいますが、 これまで、リスク・副作用の報告はありません。 人間が生まれる時に必要としていた栄養で、私たちにもともと備わっている治癒力を促進させてくれる成分ですので安心してください。

Q9.男性にも効果はあるの?

A9. プラセンタ注射は女性だけではなく男性にもほぼ同等の効果はあります。
特に髪の毛にプラスの効果があります。
プラセンタ注射をすると髪の毛を増やすことや発毛がパワーアップされるという効果のあることがわかっています。
髪の毛が薄くなってしまうことや髪の毛が薄いことについて悩みを抱える人はいっぱいいます。
もちろん、女性の髪の悩みにも!

Q10.注射をしたら困ることはないの?

A10. プラセンタ注射をすることによっていろいろな効き目を得ることができるのです。
プラセンタ注射の使用が開始されてちかごろまで40年ほど経ちます。
その間、プラセンタ注射の利用することによって感染症を引き起こしたというレポートは日本全国でも海外でも一件もないそうなのです。
しかし、何事にも絶対安全ということはありません。
デメリットとしては2006年に厚生労働省が通達により、プラセンタ注射をすると献血ができないということがあります。
輸血血液の安全性を最優先しての行政的対応です。
その他のリスクとしては、注射をした後にアレルギー症状が起きることもあるのです。
注射を打ったところが赤くなったり、赤い発疹がでたり、発熱したりするなどの症状がでる場合があります。
しかしこれらの反応は何もプラセンタに限らず外界から異物をとりこむというすべての注射に起こり得ることです。

プラセンタ注射を受けて頂く際には、数多くの効果とデメリットやリスクがある点を理解した上で、同意書にサインをして頂くこととなります。

このように医療の現場で安全性と有効性が確認されている『プラセンタ注射』。
先ずはお気軽にお試しください。

Q11.プラセンタに種類はあるの?

A11. プラセンタ注射には2種類があります。1956年に厚生省によって認可されたMプラセンタには乳汁分泌作用と更年期障害に対しての保険適応があります。Rプラセンタは、その3年後(1959年)に肝硬変(肝機能障害)の治療薬として登場しました。Mプラセンタは加水分解法、Rプラセンタは分子分画法と抽出方法の違いはありますが、保険適応の対象疾患が全く異なります。抽出方法の違いで、Rプラセンタの方が有効成分の破壊が少なく濃度が濃いともいわれますが、美容目的では大きな違いはないと考えられています。

プラセンタ注射

「肌荒れやシワが気になる…」
「手足が冷たくて夜もよく寝られない、なんだか何もやる気がしない」
心配なことがあったり、夜眠れなかったりすると、すぐに肌が荒れたり、くすんだりしますよね。
女性の体はとてもデリケートです。
慢性的な不調が続いたために、あなたの体は十分なメンテナンスができなくなっているのかもしれません。
そんなときには、プラセンタ注射をおすすめしています。
このたび、働く女性を応援するためお得な、プラセンタチケットがさらにお得になりました!!

自費プラセンタチケット価格表

60歳を過ぎてもプラセンタをご希望される皆さまからのご要望により値下げ致しました。
保険適応年齢前でも早くプラセンタ療法をなさりたい方、保険適応前は過ぎたけどこれからもプラセンタ療法をお続けになりたい方に朗報です。
お気軽にご利用くださいませ。

  5枚綴り
当院で特定疾患管理指導料(高血圧・コレステロール・糖尿病など)徴収の方(男女年齢問わず) 1,500円
従来、当院でのプラセンタ治療で60歳以上となられた方・喘息治療の方 2,500円
45~59歳女性(当院で更年期治療中の方)
60歳以上の男女(特定疾患管理指導料徴収(高血圧・コレステロール・糖尿病など)していない方)
3,500円
女性(44歳以下)
男性(59歳以下)
4,000円
45~59歳女性(当院での更年期治療をされない方) 8,000円

DHEA 底抜けの疲労・絶不調に!(自由診療)&7KETO(ななケト)-DHEA ダイエット

費用
プラセンタチケット

初回 3,000円(自費初診料含む)
自費診療のプラセンタ料金につきましてはチケット料金表をご覧ください。
但し、保険診療をなさらない方は、2,200円/本、チケット5枚綴り8,000円となります。

ページのトップへ戻る