むこうがおかクリニック

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サイレントキラー病とは?

サイレントキラー 高血圧 脂質異常症 糖尿病

たかが血圧・コレステロール・糖尿ではありません!
2022年、国は、生活習慣病の3大疾患である「脂質異常症・高血圧症・糖尿病」を主病とする患者さんの治療については、生活習慣に関する総合的な治療管理が重要であることから生活習慣病管理料を設定しました。
生活習慣を改善できれば。重度化防止に繋がるという視点から、大事な算定と位置付けられました。
なぜ、国を挙げて、上記疾患の是正を目指すのでしょうか?

内臓脂肪が引き金に!
ゼニカル・オルリファスト 以下のイラストのように、内臓脂肪から発生する様々なホルモンが、糖尿病・脂質異常症・高血圧の原因であることが知られています。
大正製薬の「アライ」(オルリスタット60mg)https://www.catalog-taisho.com/category/08/002/04260/)は、この観点から発売された内臓脂肪・腹囲減少薬ですが、当院では以前より、その2倍量含有のゼニカル・オルリファスト(オルリスタット120mg)「アライ」より低価格で販売しています(自費。保険適応はありません)。

生活習慣病

出典:「新たな健診・保健指導と生活習慣病対策」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu/pdf/ikk-a.pdf 52P)

このように、肥満(内臓脂肪)は、その脂肪から発生する様々なホルモンにより、生活習慣病、ひいては、心筋梗塞や脳梗塞の引き金となります。
その結果は以下のように…

生活習慣病

出典:「新たな健診・保健指導と生活習慣病対策」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu/pdf/ikk-a.pdf 88P)

高血圧・脂質異常・糖尿を放置するとやがて心筋梗塞や脳梗塞など様々な合併症の原因となり、罹患による経済的損失は、世帯当たり数百万円とも試算されています。 高血圧や脂質異常・糖尿病をしっかりコントロールすることは、健康な生活だけでなくお仕事への支障も回避することができますが、その一番の治療は、適正な体重を維持し、適度な運動を行うことです。
特に座り仕事の方は一日1時間のウォーキングが必要とされています。
従来、内臓脂肪を測定するには、CT撮影が必要でしたが、当院では立ったまま2分で内臓脂肪測定が可能なパナソニック内臓脂肪計『EW-FA90』で正確かつ簡単に内臓脂肪を測定しています。

パナソニック内臓脂肪計『EW-FA90』

サイレントキラー病(silent diseases)=高血圧・脂質異常症・糖尿病など

サイレントキラー(病)とは、「忍び寄る殺し屋」という意味です。
1945年2月、クリミア半島のヤルタで第32代アメリカ合衆国大統領ルーズべルトは、英チャーチル首相と歴史的なヤルタ会談を行いました。が、そのわずか2ヵ月後に彼は脳出血で急死しました。臨終時のルーズベルトの血圧は、300/190という重症高血圧でした。
アメリカ合衆国大統領ルーズベルトの命を奪ったのは、気づかないうちに進行していたサイレントキラー病(沈黙の病いという殺人者)だった=高血圧だったのです。

サイレントキラー病は、病気になっても初期には症状が表れない(自覚できない)まま進行していき、気づいたときは後の祭り、最終的には致命的な合併症を引き起こしてしまう病気をさします。もともとは高血圧症をさしましたが、現在では糖尿病や脂質異常症をも含めた生活習慣病全般が含まれます。

サイレントキラー 高血圧・脂質異常症・糖尿病などがそう呼ばれるのは、自覚症状がほとんどないまま、体の中で動脈硬化が静かに進行するからです。そのまま病気に気づかずに、また気づいても「自分は大丈夫」と治療をせずに放っておくと、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞などが起こり、取り返しのつかないことになりかねません。

サイレントキラー高血圧 ここをクリック

忍び寄る恐怖 高血圧!
高血圧は、命に関わる病気を引き起こすサイレントキラーです。
ですが、血圧を測定しない限り、自覚症状や他覚症状はほとんどありません。
高血圧では常に血管に高い圧力がかかり続け、心臓も高い圧力の血液を送る為に負担がかかる。また、細動脈にも大きな破壊力がかかり、腎不全に至るなど、脳梗塞・心筋梗塞・脳卒中・動脈瘤という命にかかわる病気の原因になります。

サイレントキラー高脂血症 ここをクリック

「高脂血症」に至っては、末期状態ですら痛くもかゆくもなく、ひっそりと私たちの体の中で進行し、ある日突然心筋梗塞などを引き起こす動脈硬化が進行します。
高脂血症は、その動脈硬化の最大の危険因子です。
ある日、胸が重いと病院に行くと、「血管の中は、ドロドロ。直ぐ人工血管に!」。最近あの方見かけないなと思っていたら「脳梗塞で寝たきりなんです」と家族が泣きながら・・・
そんな経験はありませんか?

サイレントキラー糖尿病 ここをクリック

糖尿病も相当進行するまでは自覚症状が出にくいため、気がついたときにはかなり危険な状態になっていることがあります。
この頃ダルイと思い病院に行ったら、「あなたの腎臓は手遅れです。人工透析をしないと生きていけませんよッ!」とか、足が白くなったので病院に行ったら「なすすべがありません。足を切断します」。
これが糖尿病の現実です!

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