各種検査・治療
健康診断のご案内
ご要望に応じ、必要項目の健康診断を承ります。(右図をクリックして拡大ご参照ください)
検診は原則予約をお願いしておりますが、当日の検診も承ります。
≪血液検査がある方≫
採血検査のうち TC(総コレステロール)、TG(中性脂肪)、HDLコレステロール 、LDLコレステロール、BS(血糖)の検査は食事の影響を受けますので、来院の8時間前からは食事を控え、お茶・お水以外は口になさらないでください。
午後にご来院の方は、朝の食事を軽めに、お昼を食べずに、朝食(最後の食事)より8時間は空けてご来院ください。
総赤血球数、Hb(血色素量、ヘモグロビン量)HbA1Cについては食事の影響はありません。
右図をご参照のうえ、ご希望の検査項目の番号をお伝えくださいませ。(例:⑦番の検査をお願いします。など)
尚、混雑時はお電話が繋がりにくい場合がございますのでご高配賜りますようお願い申し上げます。
お気軽にお電話くださいませ。
主な検査の組み合わせと費用
①基本検査(3,000円)+書面料(3,000円)= 6,000円
②基本検査+尿検査+書面料 = 7,000円
③基本検査+尿検査+胸部エックス線検査+書面料 = 9,000円
④基本検査+尿検査+心電図+書面料 = 9,000円
⑤基本検査+尿検査+胸部エックス線検査+心電図+書面料 = 11,000円
⑥基本検査+尿検査+胸部エックス線検査+血液検査+書面料 = 13,000円
⑦基本検査+尿検査+心電図+血液検査+書面料 = 13,000円
⑧基本検査+尿検査+胸部エックス線検査+血液検査+心電図+書面料 = 15,000円
雇入時健康診断料はこちら⑧が一般的です。
※1.採血検査がない場合は、検査後まもなく結果をお渡しできます。
※2.血液検査が必要な場合でも、AST(GOT)、ALT(GPT)γGT(ガンマGTP)、アミラーゼ(Amy)、腎臓検査(BUN(尿素窒素)①CRE(クレアチニン)、血糖(BS)電解質(Na(ナトリウム)K(カリウム)Ca(カルシウム)UA(尿酸値)、CRP(炎症反応)については、2,000円のオプション料金で、当日判定・お渡しが可能です。
※3.上記※2以外の、総白血球数・総赤血球数・ Hb(血色素量、ヘモグロビン量)などの 貧血検査および血中脂質検査、 HbA1C 、B型またはC型肝炎ウイルスほかウイルス検査や血液型検査などが含まれる場合は、最短翌日の診断書交付となります。
必要日数 | ||
当日 | 採血検査がない場合 問診・聴診・尿検査・レントゲン撮影・心電図のみ。 |
|
当日 | 採血検査項目が右項目以内の場合 | AST(GOT)、ALT(GPT)γGT(ガンマGTP)、アミラーゼ(Amy)、腎臓検査(BUN(尿素窒素)①CRE(クレアチニン)、血糖(BS)電解質(Na(ナトリウム)K(カリウム)Ca(カルシウム)UA(尿酸値)、CRP(炎症反応)については、2,000円のオプション料金で、当日判定・お渡しが可能です。 |
翌日 | 採血検査がある場合 通常、採血がある場合はこちらとなります。 |
総白血球数・総赤血球数・ Hb(血色素量、ヘモグロビン量)などの 貧血検査および血中脂質検査、 HbA1C AST(GOT)、ALT(GPT)γGT(ガンマGTP)、アミラーゼ(Amy)、腎臓検査(BUN(尿素窒素)①CRE(クレアチニン)、血糖(BS)電解質(Na(ナトリウム)K(カリウム)Ca(カルシウム)UA(尿酸値)、CRP(炎症反応) |
数日後のお渡し | 特殊採血検査がある場合 | B型またはC型肝炎ウイルスほかウイルス検査や血液型検査などが含まれる場合 |
※再発行1部につき3,000円です。
※その他特殊検査にも応需いたします。
ヘリコバクター・ピロリ抗体検査 | 3,000円 | 胃がんリスクを減らす |
便潜血検査(2日法) | 2,000円 | 大腸がんの早期発見に |
喀痰細胞診 | 2,900円 | 胸部エックス線検査との併用がお薦め |
QFT検査 | 8,000円 | 遺伝子検査による結核感染の判定 |
肝炎ウイルス検査 | 各2,500円 | HCV(C型肝炎)・HBs抗原(B型肝炎) |
各種腫瘍マーカー検査 | ||
AFP | 2,500円 | 主に肝臓がん |
CEA | 2,500円 | 主に消化器系 (胃・大腸) がん |
CA19-9 | 2,500円 | 主に膵臓がん、 胆道がん |
CA125 | 2,500円 | 主に卵巣がん、 子宮がん |
前立腺特異抗原 (PSA) 検査 | 2,500円 | 前立腺がんに特異性が高い |
各種検査
下記料金は3割負担の方の自己負担金額です。
- 一般血液検査(血算・生化学全項目検査:1,980円)
- 腫瘍マーカー
- 尿検査
- 便検査
- 痰検査(結核など)
- 胸部レントゲン検査(1枚:680円、2枚:980円)
- 心電図:390円
- 24時間(ホルター)心電図:4,500円
- 頸動脈検査(動脈硬化測定):1,650円
- 甲状腺エコー:1,050円
- 腹部エコー(肝臓・胆のう、すい臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈、膀胱、前立腺など):1,590円
- ピロリ菌検査(呼気検査、血液検査等)
胃・十二指腸に潰瘍や潰瘍瘢痕もしくは萎縮性胃炎が確認された方は、保険診療として下記検査を行うことが可能です。
ピロリ菌検査のみでは、健康保険は効かず、自費払いとなります。
尿素呼気テスト(検査前の絶食が必要です):2,640円
ピロリ菌の存在診断に一番適した検査で、当院ではピロリ菌の除菌判定に使用しております。試薬1錠を飲む前と飲んだ20分後に呼気を袋に吹き込んで検査を行います。
血液中のピロリ抗体測定:670円
感染診断には有用ですが、除菌治療後の判定には利用出来ません。
NO(エヌ・オー)ブレス 『隠れ喘息』の早期発見のために!!
気管支喘息は気道の慢性炎症性疾患であることより、薬物療法の基本は気道炎症の抑制にあります。したがって、本来は「炎症」の程度に基づいて治療を進めるべきですが、今まではその「炎症」を定量的に評価する方法がなかったため、これまでの治療は医師が判断した主観に基づくものでした。しかし病態をよりよく評価できるならば、治療を最適化できる可能性があります。
そこでこの数年、喘息の本態を定量的に評価できる検査法の開発が進んで来ましたが、そのなかで最も注目されているのは、『呼気NO(一酸化窒素)測定』です。
NO(エヌ・オー)ブレスは、気道の炎症状態を数値化する最新の検査です!
呼気中のNO濃度は、気道に好酸球性炎症があると上昇します。これをモニタリングすることで、気道炎症を定量的に評価し、喘息の診断と治療ができるようになりました。 NOは血管拡張、神経伝達、感染防御などに関わる多機能の生理活性分子ですが、喘息治療の研究では1991年にはじめて呼気ガス中でNOが検出され、1994年には喘息患者の呼気中で上昇することが明らかにされてから、新しいバイオマーカーとして注目され、研究が進んできました。
気管支喘息で上昇するNOは主に好酸球性炎症によって『誘導型NO合成酵素(inducible nitric oxide synthase; iNOS)』が発現し、産生が亢進するので、呼気中のNO濃度を測定することにより気道の好酸球性炎症が評価できます。実際に、呼気NO濃度が気道粘膜の好酸球浸潤、気管支肺胞洗浄液中の好酸球比率と相関することが確認されています。
喘息の中には、『隠れ喘息』といわれる、「咳のない」「喘鳴のない」「息苦しくない」喘息があることが知られるようになりましたが、呼気NOを測定することで、『隠れ喘息』や極早期の喘息までもが発見されるようになりました。 また、呼気NO検査(一酸化窒素検査)は、治療効果の評価の指標になります。 このように、呼気NO測定は、隠れ喘息や咳喘息、それ以外の咳などの鑑別に有用で2013年より保険適応となり、測定時間はわずか2分、3割負担の方で720円で検査が可能となりました。
※花粉症(スギ花粉が原因の場合)の治療法の1つである、舌下免疫療法(標準化スギ花粉エキス)を希望される方、かつ、喘息(ぜんそく)もしくは隠れ喘息(喘息の疑い)のある方は、 アナフィラキシーショック等のリスク・副作用の関係から、舌下免疫療法の治療を受けることができないので、呼気NO測定はその評価鑑別に有用です。
患者状況 | 呼気NO基準値 | |
---|---|---|
現在の喫煙 | 鼻炎 | |
なし | なし | 22ppb |
あり | なし | 18ppb |
なし | あり | 28ppb |
あり | あり | 22ppb |
当院では、吸入ステロイド未治療の方で呼気NO値が37以上で確定喘息、22以上で喘息疑い、12~22までを咳喘息、11以下はアトピー咳やその他のアレルギー性の疾患による咳を疑い、それぞれに最適な治療を行います。
また、吸入ステロイド等による喘息の治療効果は、概ね10未満を目標として評価します。
総合呼吸抵抗測定装置モストグラフ たった10分で咳をあなたの咳を科学する
『かくれ喘息』の早期発見に!
モストグラフ
マウスピースをくわえて、普通に呼吸をするだけ!
検査方法は、マウスピースを口にくわえ、普通に呼吸をするだけ!
モストグラフは、普通に呼吸をしたまま気道の状態を調べる新しい検査方法です。
気管支がどれほど狭くなっているか、あるいは気道に炎症があることで気管支の壁が厚くなっているかを、コンピューター処理により3Dグラフで判定することが可能です。
喘息の方は気道が狭くなって息を吐き出しにくくなっていますが、モストグラフでどの程度吐き出しにくくなっているかを、「気道抵抗」(空気の通りにくさ)という数値で調べることができます。結果は色分けされ正常ならば緑、抵抗が強くなるにつれて黄→赤→青と異常がわかりやすく表示されます。
モストグラフは、気管支喘息の診断、また治療効果の確認、さらには慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断にも有用です。
気管支喘息では、呼吸抵抗は高いものの、周波数や呼吸周期への依存はあまり見られません。
咳がある場合など、その咳が喘息かどうかを判断することが可能です。
また、現在の喘息治療の効果を判定判断することが出来ますので、喘息管理にとても役に立つ検査です。
一方、COPDでは抵抗は高く、周波数依存や呼吸周期依存が見られます。
この検査が使えるようになって、これまで肺機能検査をすることが出来なかった小児や息を吐ききることができない重症喘息や高齢者、また6~7歳以下の小児まで咳、喘息の治療と管理がとてもやりやすくなりました。
※モストグラフの詳しい説明は「モストグラフのより詳しい理解のために」をご覧ください。
健常者:周波数を変えても、呼吸抵抗値はあまり変化しません。
健常者
喘息:周波数に無関係に呼吸抵抗が高くなります。
喘息:呼吸抵抗は高いが、周波数依存性は認めません
喘息では、下記の慢性閉塞性肺疾患(COPD)と異なり、周波数を変化させても赤く表示される呼吸抵抗は一定の高さを示します。
しかし、重症になるほど、周波数依存性も顕著になることが知られています。
NOブレスとの総合判断が有用です。
喘息治療の効果判定:ご自分では安定していると感じていても、密かに進行する喘息の発見に有用です
① 咳や息苦しさなどの自覚症状が無い『隠れ喘息』の早期発見に有用です。
潜在喘息:ステロイド吸入により、気道抵抗が改善
② ご自分では全く問題がないと感じていても、じつは喘息が進行して元に戻らなくなってしまう「リモデリング」の発見にも役立ちます。
③ 喘息は治ったと感じている方も、この検査を実施して、抵抗が上がっていた場合には、潜在的な気道の病変がまだ十にはコントロールされていないことを示唆しており、治療を継続する必要性をグラフで確認することができます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD):周波数を低くするほど呼吸抵抗が高くなります
COPD:周波数を上げると呼吸抵抗が高くなります
右図では、左から右に周波数が高くして検査をしています。
このように慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、周波数を低いほど呼吸抵抗が高くなります
モストグラフでは複数の周波数成分からなるパルス波、または雑音波を用いることで、普通に呼吸をして頂いている間に、リアルタイムで測定することができます。
換気の不均等や上気道の柔軟性などが、周波数依存性を起すことが知られています。
モストグラフの利点とは
従来の呼吸機能検査(スパイロメトリーなど)は、強く息を吹き替えたり、指定された呼吸状態を続けないと検査結果が正しく表示できない場合があり、重症な方ほど正しく検査ができない欠点がありました。
しかし、モストグラフは普通に呼吸をして頂くだけで正しく呼吸機能を調べることができますので、重症の方でもお子さまでも、呼吸機能に影響なく検査ができるほかには画期的な利点をもつ優れた検査機器です。
従来であれば大学など高位病院でなければできない検査でしたが、モストグラフが世に出て数年、その評価が安定した今、当院でも導入に踏み切ることにしました。
呼気一酸化窒素検査(NOブレス)を補完することで、より一層正確に喘息であるのか、どうかを評価することが可能となりました。
スパイロメトリー あなたの肺の状態は?
呼吸のときの呼気量と吸気量を測定し、呼吸の能力を調べることをスパイロメトリーといいます。換気の機能を調べる基本の検査です。
まず息を思いきり吸い込み、次に力いっぱい吐きます。この時、息を思いっきり吸ったときの肺活量(努力性肺活量)、吐き始めてから吐き終わるまでの時間、吐くスピードを、機械が測定します。
最初の1秒間で吐き出した空気の量を1秒量(FEV1)といい、この値が喘息の重症度の基準となります。喘息の方の場合、肺活量や1秒量は正常値より低くなる場合があります。
フローボリューム曲線
努力性肺活量をグラフにすると図のような曲線が得られ、これをフローボリューム曲線といいます。この図からどのような病気かが分かります。また、力いっぱい息を吐き出したときの息の強さ(速さ)の最大値のことを「ピークフロー(最大呼気流量)」といい、この値が喘息管理に役立ちます。
喘息の方の場合、症状がある時は、気道がせまくなり、痰がからんでいて息を吐くスピードが遅くなるため、ピークフローの値は小さくなります。肺活量も小さくなる場合があります。そのため山がへこんだ形になります。
ホルター心電図 胸痛の放置は危険です!
当院のホルター心電図は、こんなに小さくて軽い!65(H)×62(W)×18(D)mm、78g!
検査は24時間装着しておこないますが、入浴も可能、普段通りのお仕事も可能です。
24時間心電図を記録することで、日々の身体的・精神的ストレスが、心臓にどのような影響を及ぼしているのか評価できます。
心拍数の変化、不整脈の発生頻度や虚血性変化を調べて、自覚症状との対比を明らかにすることができます。
不整脈としては、心室性や上室性の期外収縮・頻拍症、心房粗動・細動、洞停止、洞房ブロック、房室ブロックなどの診断に用いられます。
虚血性心疾患では、運動により誘発される労作性狭心症、異型狭心症のように夜間にのみ生じる病気の診断に有用です。
所要時間
機械の装着には15分程度かかります。翌日は、記録開始の30分前(機械装着23.5時間後)に来院していただき、機械を取り外します。取り外しには5分程度かかります。
検査の実際
前胸部に電極を数枚貼り付け、レコーダーにつなげてベルトで腰または腕に固定し、服を着ていただきます。その際、皮膚の余分な角質を取り除くため、電極を装着する部位に、研磨剤混入クリームを塗り、皮膚をこすります。
検査中は、行動や症状を日記帳に記入していただきます。(就寝・起床・食事・薬・トイレなど)自覚症状があった時には、レコーダーのボタンを押していただきます。
検査中のご注意
装着中に運動制限する必要はなく通常通りの生活をしてください。シャワーや入浴も可能です。レコーダーは精密機械ですので、床に落としたり、ケースを開けたりしないでください。電気毛布・電気シーツ・ホットカーペットは電気ノイズを発生しますので、使用をお控えください。また、胸部に装着した電極や、テープを外すと正確な解析ができません。皮膚の弱い方は電極やテープでかぶれる場合があります。
PiccoloXPress(ピッコロ エクスプレス)は、米国アバキス社の最新POCT(Point of care testing:ピ・オ・シ・ティー)迅速生化学検査機です。
アメリカ海兵隊のほか、ホワイトハウスでも制式採用がなされています。
その迅速性、精度の高さ・環境による誤差が極めて少ない(ローターに内蔵されるバーコード管理による自動キャリブレーション)ことより、世界の医療機関や災害現場でも採用されています。
検査は、セット内容により様々ですが、『わずか0.1mlの血液』と『ほんの10分』で、栄養状態(総蛋白・アルブミン)・肝機能(総ビリルビン・ALT・AST・ALPアルカリフォスファターゼ・γGT)膵臓(アミラーゼ)腎機能(BUN尿素窒素・Creaクレアチニン・eGFR推定糸球体濾過量)脱水指標(ナトリウム・カリウム・カルシウム)・血糖・感染や炎症の指標(CRP)がわかります。
もう、お待たせしません!
保険治療
以下の疾患の診断、治療に対応いたします。(重症、緊急例や、精密検査が必要な場合は総合病院、大学病院と連携いたします。)
- 内科疾患
- 消化器(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃腸炎、胃がん、膵縁、膵がん、胆石、胆のう炎等)
- 肝臓(脂肪肝、肝炎等)
- 呼吸器内科(気管支喘息、肺気腫、肺炎、気管支炎、かぜ、ちくのう等)
- 循環器内科(不整脈、狭心症、心筋梗塞等)
- 内分泌(糖尿病等)
- アレルギー(花粉症、アレルギー性鼻炎、じんましん等)
- 泌尿器(膀胱炎、尿管結石等)
- 減感作治療(ハウスダスト、スギ)
- プラセンタ注射
- ピロリ菌・除菌治療