新型コロナウイルス抗体検査のご案内
抗体検査
抗体とは
抗体とはウイルスが体内に入ってきた時にウイルスを体内から除去しようと身体が作り出すタンパク質です。ウイルスに結合することでウイルスを排除します。抗原・ウイルスが体内に入ってから数日から数ヶ月して抗体が作られます。
抗体を体内に持つことで、再度同じウイルスが体内に入ってきても抗体がウイルスにくっついて排除してくれます。
抗体検査が陽性の意義
抗体検査が陽性だと、以前に新型コロナウイルスにかかったことが証明されます。
また今後、同じ新型コロナウイルスが入ってきても抗体が排除してくれて感染しないとされてます。
アメリカ、ニューヨークでは20%の方が抗体陽性であったとのことです。これは発表されている感染者の数十倍に当たります。
つまり、感染していても気づかない軽症者がたくさんいるということになります。
抗体検査は正確性
2020年当初、中国製の抗体検査キットは陽性率が不正確だとして回収されました。
その後、製薬大手ロシュ社は、新型コロナウイルスにかかった方からの100%抗体陽性が見られた検査キットを開発しました。正確性はほぼ100%です。
新型コロナウイルス抗体検査の今後の活用の仕方
抗体検査を受けて結果が陰性の場合は、今後もなるべく人混みを避けて生活していく必要があるでしょう。
抗体検査結果が陽性の場合、免疫獲得により再感染の可能性は低くなります。
抗体検査は感染既往の有無と再感染の可能性(=社会復帰の目安の検査)を見るのに有効です。
PCR検査は、感染後数か月ウイルスが検出され、仕事復帰や感染性の目安とはしにくいですが、抗体検査で抗体があれば、仕事に出社しやすくなりますし人混みを避ける必要もなくなるでしょう。
過去に新型コロナに感染済みで、今後は感染しない可能性が高いかを見る検査です。
A.抗体検査のみ 15,000円
B.抗原検査と同時にされる場合 8,000円
抗原検査の料金が公費の場合は、合計金額が8,000円
抗原検査を自費15,000円で行った場合は、合計23,000円
新型コロナウイルス抗体検査は、少量の採血で行い、結果は10分で判明します。
抗体とはウイルスが体内に入った際、そのウイルスを除去しようと体内で作られるタンパク質です。
血液を採取し、血液中の新型コロナウイルスに対する抗体があれば新型コロナウイルスに感染していた、または感染している可能性があるということになります。
結果 | 判定 |
IgM 陽性,IgG 陽性 | 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に現在進行形で感染している疑いがある※ |
IgM 陽性,IgG 陰性 | 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に1週間以内に感染した疑いがある※ |
IgM 陰性,IgG 陽性 | 過去数か月の間に感染した可能性がある |
IgM 陰性,IgG 陰性 | 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するIgG/IgM抗体が検出されない、または検出限界を下回る抗体レベル |
※現在の感染の有無は、抗原検査と同時にすることで正確度が上がります。
抗体検査は、あくまでも過去数か月の感染の有無、それにより抗体がつき、今後再感染が起きにくい、もしくは感染しても軽症で済む可能性を図る検査です。